内容説明
研究成果で根拠を示す、図表・イラストで示す。学習意欲を高め学力向上を図る12のストラテジー。
目次
学習意欲とAAI
学習意欲の考え方・調べ方
学習意欲の起こらない原因
興味に訴える方法
知的好奇心に訴える方法
目的・目標を意識させる方法
達成動機に訴える方法
不安動機を生かす方法
成功感に訴える方法
学習の結果を知らせる方法
賞罰を与える方法
競争に訴える方法
自己動機づけを高める方法
学級の雰囲気を生かす方法
学習意欲を高める授業と評価の方法
学習意欲と動機づけの理論
動機づけの学説
現代の考え方―期待‐価値モデルの動機づけ理論
著者等紹介
辰野千壽[タツノチトシ]
現在:(財)応用教育研究所所長、学校教育研究所顧問、図書教材研究センター理事長、文学博士、筑波大学・上越教育大学名誉教授、(社)日本教育会名誉会長、日本教材学会名誉会長。略歴:長野県生まれ。1944年、東京文理科大学心理学専攻卒業。東京教育大学教授、筑波大学副学長、上越教育大学学長を歴任、1989年、退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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デビっちん
2
豊富な実験結果から導き出された帰納的な学習意欲を高める方法が紹介されていた。「学習意欲」とは、学習動機を選択し、それを実現しようとする心の働き。教育目標を、行動的な言葉で表す。学習のための質問をあらかじめ見ることは、学習の意図をはっきりさせ、注意を集中させ、理解や記憶を助けることになる。自分に質問したり一人ツッコミをすることは、科学的にも有効ということがわかった。学習にもゲシュタルト理論が適用できる。観察や気づきによって疑問をもち、不完全さを生み出そう。より満ち足りた状態を求めて脳は動きだす。2015/02/27
hana@笑顔満開のわくわく探索人
1
ラスト二章はちょっと難しかったけど、大部分は授業づくりに使える内容でした。意欲について数値化できれば説得力のある指導案ができるなぁ…と思っていたので、参考になりました。ポイントは「個に応じる」ですね!2014/08/28