出版社内容情報
学習評価のひと工夫で数学的に考えるよさに気付き,よりよく問題解決できる力を高める中学校数学科へ
● 国立教育政策研究所教育課程研究センター『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』に基づき,単元(内容のまとまり)ごとの評価プランを掲載。「生きて働く学力」の形成と「学校の働き方改革」を両立して実現するために,どのように評価場面を精選(焦点化・重点化)し,どのような評価課題・評価問題を用いるかを,単元(学習指導要領「内容のまとまり」)ごとに具体的に提案します。
● 評価の難しい「思考・判断・表現」を中心に,評価規準に対応する生徒の学習状況や作品例(B・A)を評価事例として掲載。
内容説明
国立教育政策研究所教育課程研究センター作成の『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』に基づき、「内容のまとまり」ごとの評価プランを掲載。「生きて働く学力の形成」と「学校の働き方改革」を両立させるために、どのように単元設計を行い、どのように評価場面を焦点化・重点化するか。評価の難しい「思考・判断・表現」を中心に、評価規準に対応する生徒の学習状況や作品例(B・A)を評価事例として掲載。
目次
第1章 今求められる学力と学習評価のあり方(新しい学習指導要領がめざす学力と評価改善;新3観点で何を測り、育てるのか;単元設定と評価課題・評価問題の一体的な改善へ)
第2章 数学科の観点と評価の実際(数学科における評価の基本的な考え方;数学科におけるおもな評価方法 ほか)
第3章 第1学年の評価プラン(国立教育政策研究所「第1学年の目標及び内容」;「A数と式」(1)正の数と負の数 ほか)
第4章 第2学年の評価プラン(国立教育政策研究所「第2学年の目標及び内容」;「A数と式」(1)文字を用いた式 ほか)
第5章 第3学年の評価プラン(国立教育政策研究所「第3学年の目標及び内容」;「A数と式」(1)正の数の平方根 ほか)
著者等紹介
石井英真[イシイテルマサ]
京都大学大学院教育学研究科准教授。博士(教育学)。専門は教育方法学。学校で育成すべき学力のモデル化を研究し、授業研究を軸にした学校改革に取り組んでいる。日本教育方法学会理事、日本カリキュラム学会理事、文部科学省「中央教育審議会教育課程部会」「児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ」委員などを務める
佃拓生[ツクダタクオ]
釜石市立釜石東中学校校長。岩手県内公立中学校の数学科教諭、岩手県教育委員会事務局学校教育室主任指導主事、公立中学校副校長等を経て、令和4年4月から現職。東日本大震災津波の被災地で、防災・復興教育の推進、授業改善・学力向上等に取り組んでいる。平成19年から全国学力・学習状況調査中学校数学問題作成・分析委員を7年間務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。