内容説明
イギリス発、ドラマをさまざまな葛藤場面に応用し、コミュニケーション・言語活動を通じて自他の理解を深めるドラマ教育!道徳、キャリア教育、国際・異文化理解、人権教育、特別支援教育などで、互いの違いを認め合う力を育てる。
目次
序章 日本におけるアプライドドラマの意義(アプライドドラマの背景;学校教育におけるドラマの有用性;日本における学校教育の壁を越えるアプライドドラマの必要性)
第1章 アプライドドラマとは(アプライドドラマとは何か;アプライドドラマを知る)
第2章 アプライドドラマの構成(プレ・テキストになる物語の選び方;ドラマ活動の導入―ストーリー・スプーン:物語の象徴;アプライドドラマの主要な手法;アプライドドラマの構成―キー・コンセプト)
第3章 学校教育でアプライドドラマを活用する(学校現場でアプライドドラマを行う方法;プレ・テキスト例)
第4章 事例で読むアプライドドラマ(特別支援教育でのアプライドドラマ;刑務所、矯正施設でのアプライドドラマ;病院でのアプライドドラマ;コミュニティ、社員研修、生涯教育でのアプライドドラマ)
終章 アプライドドラマを実践する人へ
著者等紹介
小林由利子[コバヤシユリコ]
東京都市大学人間科学学部児童学科教授。東京学芸大学大学院教育学部学校教育研究科幼児教育学専攻修了(教育学修士取得)。イースタン・ミシガン大学大学院演劇学部子どものためのドラマ/演劇MA・MFAプログラム修了。イギリス国立エクセター大学ドラマ学部客員教授。ヨルダン大学演劇学部学術研究員。ドラマ/演劇教育、児童・青少年演劇、幼児教育、保育者養成教育、ドラマによる教員養成を専門とする。前アシテジ・インターナショナル(国際児童・青少年演劇協会)副会長・世界理事
オーエンズ,アレン[オーエンズ,アレン][Owens,Allan]
チェスター大学教授。ウォーリック大学博士号(Ph.D.)。英国教育評議委員(特別研究員)。長年にわたり、ドラマを異文化間で学際的に幅広く(教育、演劇、保健、政治、ビジネス、コミュニティなど)活用する研究を続け、チェスター大学で教鞭をとる。現在は、オーストリア、アメリカなど16か国にゲストティーチャーとして招聘され、世界的に活躍している
グリーン,ナオミ[グリーン,ナオミ][Green,Naomi]
ワークショップファシリテーター。イギリスと日本で、ドラマ講師として、日本伝統芸能や物語をイギリスの教育に取り入れたワークショップや授業を行う。リバプール大学にて文学とESOL(英語)を専攻。刑務所・特別学級でのドラマ教育を専門とし、プレ・テキストの開発と執筆を行う。2000年よりチェスター大学を拠点にアプライドドラマをコミュニケーションに生かす研究を続けている。イギリス・マンチェスター日本人補習校で国語の時間にドラマ教育を推進し、講師評議委員もつとめる。日本とアメリカ(ニューヨーク)でアクター・トレーニングを受け、イギリス移住する1991年以前は、日本で俳優として各種舞台や芸能界で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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