内容説明
時代が変わっても、変えてはいけないものがある。自らの眼を信じて、ひたすらホシを追い続ける伝説の刑事たち。
目次
第1章 形無きを見る
第2章 無用の用
第3章 泥棒語り
第4章 一瞬に賭ける
第5章 落ちる眼、スリ眼を追う
第6章 真剣勝負を捨てたら、眼が死ぬ
第7章 鷹の眼と蟻の眼
第8章 答えは現場にある
著者等紹介
三沢明彦[ミサワアキヒコ]
1956(昭和31)年生まれ。早稲田大学政経学部卒。’79年に読売新聞社へ入社し、横浜支局を経て、社会部に配属。警視庁捜査一課担当を始めとして、警視庁クラブキャップ、警察庁クラブキャップ、社会部デスクを務め、犯罪事件と捜査現場を長年取材する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasu
1
スリと、スリを専門で追っている刑事達の息詰まる攻防が両者のバックボーンから展開されている。刑事もの・事件もの関連のノンフィクションはたくさん読んできたが、‘スリ’専門の本は初めてだったので、非常に新鮮だった。 大阪のベテラン女刑事VS子連れ女スリ犯の章は圧巻。 2014/05/31
橘
0
犯罪は対岸の火事ではない。未遂に終わった事例にこそ価値がある。眼を持たなければ発見もない。2014/02/06
ペンギン練士
0
スリの捜査に注目した珍しい?刑事ノンフィクション。泥棒との駆け引きや、泥棒捜査への思いが熱く綴られる。 泥棒は一度手に染めると足をなかなか洗えなくなるようだ。2015/08/09
katta
0
現場百ぺんと言われるように、刑事は現場がすべて。窃盗やすりなどニュースにならない犯罪を追いかける各地の刑事を追う。「見当たり捜査」「スリ眼」「刑事伝承官」など、すごい話が満載。刑事ものを書こうと思っている作家はぜひ(笑)2010/12/15