内容説明
タンパク質といえばビーフステーキや豆腐などの食べ物を思い浮かべますが、食べ物にするタンパク質は死んだタンパク質です。この本で扱うのは生きたタンパク質です。タンパク質はただの食べ物ではなく、私たちの体の中で昼も夜も休まずはたらいている「はたらきもの」の生きた分子なのです。私たちの体を動かしている主役もタンパク質です。この本はそんな生きてはたらくタンパク質を、タンパク質分子になった気持ちで描いた、楽しいバイオの入門書です。タンパク質の日常生活を身にもって体験してみてください。
目次
第1章 はたらきものの分業社会
第2章 タンパク質は大きな分子
第3章 酵素もタンパク質
第4章 細胞の中と外
第5章 タンパク質でできた分子機械
第6章 まず形を見よう
第7章 生きた姿、立体構造
第8章 徒党を組むタンパク質
第9章 アミノ酸だけでは足りない
第10章 タンパク質のでき方
第11章 使ってみたいタンパク質
第12章 タンパク質のモデルチェンジ