内容説明
「毎日が日曜日」はさほどいいものでもないいまのうちに、定年後にもう一度人生を生きるための準備を。仕事、お金、生活、趣味、生きがい、家族・夫婦、死について。72のしておくべきことしてはならぬこと。
目次
第1章 仕事に関するしておくべきことしてはならぬこと
第2章 お金に関するしておくべきことしてはならぬこと
第3章 生活に関するしておくべきことしてはならぬこと
第4章 趣味に関するしておくべきことしてはならぬこと
第5章 生きがいに関するしておくべきことしてはならぬこと
第6章 夫婦・家族に関するしておくべきことしてはならぬこと
終章 死に関するしておくべきことしてはならぬこと
著者等紹介
江坂彰[エサカアキラ]
昭和11年(1936年)、京都府生まれ。昭和36年、京都大学文学部卒業。東急エージェンシー本社マーケティング局長、関西支店長を経て、昭和59年独立。『冬の火花』(文藝春秋)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
10
★★★【仕事】65歳まで働く。50代から定年後の準備を。人脈は自前で築く。出世競争から降りて一匹狼に。自分の経験でいまを語るな。【お金】ローンは完済を。足るを知ること。金の貸し借りはしない。【生活】他者と比較しない。非効率の大切さ。【趣味】好きなことを楽しめ。教養を高める。【生き甲斐】人生は51対49なら御の字。孤立せずに孤独に強くなれ。諸行無常。盛者必衰。和して同ぜず。【夫婦・家族】夫婦の会話を求めすぎない。【死】陽気な無常観を持つ。3年連用日記をつける。2016/05/16
りい
6
思いのほか面白く読ませてもらった。ためになる言葉もたくさんあった。これから向かう60代への道筋をほんの少し見せてもらったような気になった。よく言われることだが、重要な決断を迫られるときは「心が弱っているとき、折れそうになったとき、あせっているときには決断するな、動くな」「重要な決断はなるべく朝にしなさい」ということを頭に入れて行動する。「ベストなんてものはない。ベターな選択をするクセを」このあとの人生が楽になるような本だった。2013/03/04
ショウジ
4
どちらかというとサラリーマン向けの本である。サラリーマンでなくとも何らかの形で定年を迎える人にも向くのではないだろうか。定年を迎えるまでの心構え集のような書籍である。このような話ではよく「近所づきあいを少しずつ始めよう」とか「趣味を持とう」といった内容も多いのだが、本書ではそのような内容は少なかったように感じた。特に「孤立せずに孤独に強くなれ」といった言葉は心に響く言葉である。若干疑問符をつけたくなるような内容もあるが、読み間違えなければ良いように思う。定年後の生き方の指針として読んでも面白いだろう。2013/09/14
タムタム
4
主には男性向けの本だが、なるほどと思う事も多々あった。人生それぞれ、人さまざまなのである。万人が望む幸福等ない。人生を楽しもう。2013/06/27
kaffy
3
面白かったですねぇ。20代で入社早々に老後用の年金保険に入ってしまうような性格の自分は「転ばぬ先の杖」が大好き。先の事を想定して、心構えをしたり対策をとったりしたいものですね。この本では奇を衒うようなことは書かれておらず、さもあろうと納得することが多かったです。家族は大切にする事、貯蓄は挽回が聞かない事など、今から準備できることもありました。杞憂ではなく現実的に、でも着実に、堅実でゆとりのある老後を迎えたいもんですなぁ;^_^A2013/12/09