内容説明
場当たり的な計画・実施・評価による教育改革は挫折する。―それは一部途上国のみに見られる失敗ではない。政策推進のための必須の視点と分析フレームワークを、4つの事例を交え、体系的かつ簡潔・具体的に提示。
目次
第1章 教育政策分析のためのフレームワーク(政策の定義と範囲;政策の策定;政策分析のための概念フレームワーク)
第2章 教育の立案活動における政策分析の応用―4つの典型的な事例(ペルー:包括的かつ革命的なアプローチの事例;ヨルダン:漸進的アプローチから総合的アプローチへの移行に関する事例;タイ:特定課題から戦略的課題への移行の事例;ブルキナファソ:外部から影響された総合的アプローチ)
第3章 事例研究からの教訓(ペルー;ヨルダン;タイ;ブルキナファソ;4つの事例に関する総合的な議論)
第4章 結論―政策立案者たちのための含意のまとめ
著者等紹介
ハダッド,ワディ・D.[ハダッド,ワディD.] [Haddad,Wadi D.]
レバノン出身の国際的に著名な教育研究者・実践家。20年以上にわたり世界銀行に勤務するとともに、「万人のための教育世界会議」(タイ、ジョムティエン)の国際機関間委員会・委員長、ユネスコ事務局長特別顧問、レバノン・教育研究開発国家センター所長、レバノン大統領・主席顧問などを歴任。現在は、教育開発分野を主たる事業領域とするアメリカのコンサルティング会社、Knowledge Enterprise,Inc.の社長を務める
デムスキー,テリ[デムスキー,テリ] [Demsky,T.]
世界銀行コンサルタント
北村友人[キタムラユウト]
東京大学大学院教育学研究科准教授。国連教育科学文化機関教育専門官補、名古屋大学大学院国際開発研究科准教授、上智大学総合人間科学部教育学科准教授を経て、現職。研究分野は、比較教育学、国際教育開発論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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