内容説明
学会の現状を根底から批判し、教育の現実に正面から対処する。教育に関する問題意識をどう作るべきか。問題をどう発想すべきか。具体例によって論じる。
目次
序論 「研究者人格」
本論 問題をどう発想するか(“ディベート”の場合―概念の内容を疑う;「出口」論争の場合―研究における“人間”;「正義」と「ケア」―区別・対比の論理;ディレンマ―二元論の狭さ;言葉と経験―「地図」と「現地」;作文の授業―教育哲学の実践構想力;「子どもと哲学対話を」を批判する;小笠原氏の宇佐美理論批判に対応して―記号論的覚書)