大学のカリキュラムマネジメント―理論と実際

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784798901398
  • NDC分類 377.15
  • Cコード C3037

内容説明

カリキュラムは大学教育の根幹だ。そして進展するユニバーサル化とグローバル化の中、従来の制度論ではなく、急速に多様化した学生の実態とニーズに対峙し、専門断片化した知を新たな連関のもと統合し、カリキュラムをいかに新編成するか?本書は著者の体験を交え、国の教育政策また高大連携も視野に入れた、時宜に適った具体的研究である。

目次

序説 カリキュラムマネジメントの基本的思惟
第1章 「大綱化」以降の学士課程カリキュラムマネジメント―その基軸と構成要素の検討
第2章 認証評価機関の基準にみるカリキュラムマネジメントの検討
第3章 高等教育政策にみるカリキュラムマネジメント
第4章 初等・中等学校と大学の、カリキュラムマネジメントの態様と課題
第5章 教職大学院におけるカリキュラムマネジメントの検討―その意義と新たな関係の構築
第6章 カリキュラム国際化のストラテジーの実際―アメリカの大学におけるケース分析
第7章 体験的カリキュラムマネジメント論―教員と学長に焦点をあてて

著者等紹介

中留武昭[ナカドメタケアキ]
1940年、横浜市生まれ。九州大学名誉教授、鹿児島県立短期大学名誉教授、教育学博士。奈良教育大学教授、九州大学大学院人間環境学府研究院教授、西南女学院大学教授、鹿児島県立短期大学長等を歴任。日本教育経営学会元会長、日本カリキュラム学会等の理事、ワシントン大学(シアトル)、ウィスコンシン大学(マジソン)、南フロリダ大学(タンパ)の客員研究員等を務める。日本教育経営学会功労賞、日本教育行政学会功労賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Roy

2
カリキュラムマネジメント自体は初等中等教育で出てきた言葉で、高等教育では後発。大学は教育、研究、社会連携、大学行政と様々な役割、側面を持つだけに、そして特に専門に閉じこもりがちなその閉塞性ゆえにマネジメントは難しい。カリキュラムマネジメントは、カリキュラムと条件整備(人・物・財・組織運営)の双方からの対応関係で構成されているが、その協働性と連関性によって成り立つ。特に組織構造と組織文化の影響が大きい点をどうポジティブなサイクリに方向付けるかは未だに各大学にとって課題である。この点はもう少し掘り下げたい。2018/04/30

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