内容説明
カリキュラムは大学教育の根幹だ。そして進展するユニバーサル化とグローバル化の中、従来の制度論ではなく、急速に多様化した学生の実態とニーズに対峙し、専門断片化した知を新たな連関のもと統合し、カリキュラムをいかに新編成するか?本書は著者の体験を交え、国の教育政策また高大連携も視野に入れた、時宜に適った具体的研究である。
目次
序説 カリキュラムマネジメントの基本的思惟
第1章 「大綱化」以降の学士課程カリキュラムマネジメント―その基軸と構成要素の検討
第2章 認証評価機関の基準にみるカリキュラムマネジメントの検討
第3章 高等教育政策にみるカリキュラムマネジメント
第4章 初等・中等学校と大学の、カリキュラムマネジメントの態様と課題
第5章 教職大学院におけるカリキュラムマネジメントの検討―その意義と新たな関係の構築
第6章 カリキュラム国際化のストラテジーの実際―アメリカの大学におけるケース分析
第7章 体験的カリキュラムマネジメント論―教員と学長に焦点をあてて
著者等紹介
中留武昭[ナカドメタケアキ]
1940年、横浜市生まれ。九州大学名誉教授、鹿児島県立短期大学名誉教授、教育学博士。奈良教育大学教授、九州大学大学院人間環境学府研究院教授、西南女学院大学教授、鹿児島県立短期大学長等を歴任。日本教育経営学会元会長、日本カリキュラム学会等の理事、ワシントン大学(シアトル)、ウィスコンシン大学(マジソン)、南フロリダ大学(タンパ)の客員研究員等を務める。日本教育経営学会功労賞、日本教育行政学会功労賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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