内容説明
5年ごとの国勢調査等、国の統計調査を有効に活用した包括的地域研究。プライバシーの壁はじめ、オリジナルな社会調査が様々なネックに直面する中、国による統計資料を、人口規模、高齢化、産業別人口、住民所得、自治体財政等、その変化を市町村ごとにきめ細かに検証し、地域変動・格差を的確に考察。特に全区市町村にわたる「恵まれた条件にある地域」「困難な条件におかれている地域」の点数別分類は、今後の地域政策への貴重な示唆。
目次
序章 地域変動への視角
第1章 日本社会の地域的構成と変動
第2章 地域変動の諸相―二つの時点の対比による検討
附論1 地方自治体とその農業施策
附論2 農村集落の社会組織
終章 要約と展望
附表 第1章9‐2における合計点に基づく市町村分類表
著者等紹介
蓮見音彦[ハスミオトヒコ]
1933年東京に生まれる。東京大学文学部社会学科卒業 東京大学大学院社会科学研究科修了。東京女子大学専任講師・助教授、東京学芸大学助教授・教授、東京大学文学部教授、東京学芸大学長、和洋女子大学人文学部教授・学長を経て、東京学芸大学名誉教授、和洋女子大学名誉教授。農村社会学、地域社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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