内容説明
教授・学習の内容・意図を文章化・資料化せよ―今やポートフォリオの作成は、大学全入時代に臨む教員・学生にとって必須の実践となりつつある。既刊二著におけるティーチング及びラーニング・ポートフォリオを、活用面に重点を置き再論するとともに、その両者と研究・社会貢献等を統合した教員の総合的評価としてのアカデミック・ポートフォリオを紹介・考察し、三ポートフォリオの活用によるわが国大学抜本的刷新の明日を展望する。
目次
1章 学生による授業コンサルティング
2章 ティーチングのスカラーシップ
3章 ティーチング・ポートフォリオにおけるメンターリングの役割と作成方法
4章 ティーチング・フィロソフィー(授業哲学)のためのルーブリック
5章 ラーニング・ポートフォリオを活用した学生の学習向上と能動的学習の実践
6章 ティーチング/ラーニング・ポートフォリオを活用した授業評価と授業改善への取組み
7章 アカデミック・ポートフォリオ―教育・研究・社会貢献の3分野における総合的な教員業績評価システム
8章 大学教員養成プログラムにおけるティーチング・ポートフォリオの役割
9章 エンプロイアビリティーと「社会人基礎力」
終章 まとめ
著者等紹介
土持ゲーリー法一[ツチモチゲーリーホウイチ]
1945年中国撫順市生まれ。1978年コロンビア大学東アジア研究所研究科修了。1980年コロンビア大学大学院ティーチャーズ・カレッジ(比較教育学専攻)で教育学博士号取得。1990年東京大学大学院で教育学博士号取得。前国立大学法人弘前大学21世紀教育センター高等教育研究開発室教授。現在、帝京大学高等教育開発センター長・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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