内容説明
飛んだ破片がガラスのように反射して、これがみんなの朝焼けになるのだと知った―世界と言語を破壊していく暴力と妄想。その静寂のなかを疾駆する少女のまえに、いま夜は明ける―。新たなはじまりを告げる世界への輝かしい賛歌。第44回現代詩手帖賞受賞作品。
目次
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夏のくだもの
足の裏
会話切断ノート
故郷にて死にかける女子
苦行
友達
術後
空走距離
小牛と朝を
見エないという事
死ぬ間際にいう言葉がそれであればいいのに
非妊
尋常
暴走車を追いすぎて、
博愛主義者
死なない
最弱
再会しましょう
きみを呪う
世界
著者等紹介
最果タヒ[サイハテタヒ]
1986年兵庫県神戸市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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