出版社内容情報
生産性が伸び悩んでいる産業をイノベーションに富んだ商品やビジネスモデルでマーケットを刷新する手法を伝授する。
内容説明
先人たちが作ってくれた業界のなかには、大手にもベンチャーにもない資産が眠っている。看板屋にイノベーションを起こした若き経営者が放つレガシーを花形産業に変えるたった一つの方法。
目次
序章 レガシー企業だからできるイノベーションがある
第1章 なぜ、レガシー企業にイノベーションが必要なのか
第2章 自社と市場の「現在地」を把握する
第3章 「Lの世界」の成長戦略―既存ビジネスの生産性を向上させる
第4章 「Iの世界」の成長戦略―イノベーションを起こし、さらなる収益化を図る
第5章 イノベーションの実現に欠かせないこと
著者等紹介
永井俊輔[ナガイシュンスケ]
クレストホールディングス株式会社代表取締役社長。1986年群馬県生まれ。早稲田大学卒。株式会社ジャフコでM&Aやバイアウトに携わった後、父親が経営する株式会社クレストに入社。2016年に代表取締役社長に就任。2019年9月にホールディングス化に伴い、クレストホールディングスの代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんだりん
2
レガシーマーケットイノベーション。イノベーションを起こすのは何もスタートアップの専売特許ではない。レガシー企業ならではのアセットを活用したほうがもっと早く出来る可能性がある。特に新しい何かが書かれているわけではないが、大企業、しかも比較的歴史の古い企業で悶々としている人が読むと元気がもらえるかも。★22019/11/20
☆ツイテル☆
1
フライヤー2021/11/12
Shiro
1
中堅・中小事業者向けの成長戦略・新規事業検討の補助となるような考え方を示したもの。メッセージとしては、既存企業こそ、ベンチャーには無い様々な経営資源(顧客基盤や取引先との関係性、本業への深い知見等々)があるのだからそれを活かして新たな事業機会を見出し、企業としての成長を促そうというもの(加えて既存企業も積極的にITやデジタルを活用して既存事業の効率化・基盤強化をしましょうとも)。似た内容としてはチャールズ・A・オライリーの「両利きの経営」の方が優れているが、入門書としてこちらを併用するのはありかも。2020/01/25
Sanchai
1
新聞広告に釣られて購入。購入した甲斐はある1冊だったけれど、値段を正当化するために「盛った」部分が相当あって、割とわかりやすくシンプルなメッセージの割にはボリュームがある本になっている。しまいの方はちょっと疲れてきて、読み終わったときにはホッとした。2019/10/23
chiro
1
著書が考案したLMIというinnovation.考え方は両利きの経営に通じるもので持続的なイノヴェーションと破壊的なイノヴェーションを中小企業という限られたリソースの中で実現させていくかを著書の経験に基づいて書かれた処方箋と言える著作。非常にわかりやすく、取り組むハードルも低く設定されており、指南書としても充分に活用できる内容だと感じた。2019/10/01