内容説明
仕事と人生のゴチャゴチャした問題をサクッと解決する、3つの原則と9つのルール!
目次
1 ミニマル思考とジャンク思考(ジャンク思考からミニマル思考へ;巨大公共事業は何のため? ほか)
2 説得力のある問題提起のルール(それって問題ですか?;説得力のある問題提起のルール ほか)
3 解決につながる原因分析のルール(「なぜ?」をくり返してもドツボにはまる;解決につながる原因分析のルール ほか)
4 空回りしない解決策のルール(やりすぎだった巨大プロジェクト;空回りしない解決策のルール ほか)
5 頭の中のジャンク思考を整理する
著者等紹介
鈴木鋭智[スズキエイチ]
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師。ロジカルコミュニケーション・コンサルタント。1969年青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。現在は企業研修やビジネスセミナーにおいて「ロジカルな話し方、書き方、議論の仕方」を指導する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
43
企画会議でアイデアがポンポン出てくる人。現場で生じたトラブルをサクッと解決できる人。世の中には「頭のいい人」がいるものだ。彼らは複雑な物事を複雑に考えられる複雑な頭脳を持っているのではなく、逆に、むしろ彼らは物事を「シンプルに、最小限に」考える習慣を身につけている。 逆いに、私たちの頭の中にはたくさんの「どうでもいいこと」と「考えても仕方がないこと」が散らかっている。これらのガラクタ(ジャンク)に囚われ、不毛な議論の末に逆効果の対応をくり返す。その結果、時間とお金とエネルギーを消耗し続ける。2021/01/17
doi
20
【内容】問題になっていないものは問題にしない、目先の解決策でなく根本的な問題、本来あるべき本質的なゴールを考えてから問題解決を考える、等。当たり前のことだらけ。それが難しいが。【感想というか個人的意見】シンプル=核心を付いているもの、というイメージが先行している気がするが、頭の悪い人がシンプルを追求しても生産性はゼロ。2016/07/24
はな
12
エッセイみたいで、読みやすい。 わたしたちの頭の中の「考えても仕方がないこと」ジャンク思考を整理する思考法について、 紹介されている。 これを読んだらミニマル思考になれるか?は、分からないが、「そういう考え方をすれば良いのか」と参考になる箇所もあった。 「被害者意識という優越感」「その未来はあなたの憶測に過ぎない」「記憶がダメージを増幅する」2019/09/13
チャー
10
思考をシンプルに整理し余計な考えをなるべく減らし、シンプルな考えで問題を解決するためのヒントが多数記された本。考えても仕方ないことや、同じ思考の繰り返しなど、時間とエネルギーの浪費をなるべく少なくするためのコツは大変参考になる。なぜ?を繰り返してもドツボにハマるという指摘は興味深い。原因を追求した先が人の心と過去の事実に行き着くと、変えられないために不毛な議論に陥るという。変えるべきは誤った仕組みであり要点は仕組みの改善にある。目的を見失わず、原因を的確に掴むためには、そもそも何が目的かを忘れないこと。2021/03/29
Gordon
7
ロジカルシンキングの下準備にまずは無駄を省くミニマル思考を、と提案する本書。どうでもいいこと、考えても仕方ないことに囚われ時間とお金とエネルギーを消費してしまうジャンク思考には自身も身に覚えがある。それを捨て最小限の考えるべきことに集中する。具体例とか実例も示されていて分かりやすい。ボリュームも少なめなのであっさり読了。なんとなく頭がスッキリした気がする。2016/07/04