おまもり―ホロコーストを生きぬいたある家族の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 146p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784751518175
  • NDC分類 K936
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ナチに支配された世界しか知らなかった少女が夢見ていたのは、ただ「生きる」こと。何物にも屈しない魂の美しさを描いた感動作。  中学生~一般

内容説明

ナチに支配された世界しか知らなかった女の子が夢見ていたのは、ただ「生きる」こと。何ものにも屈することのなかった魂の美しさを描いた感動作。

目次

第1章 四つの小石
第2章 ドイツの小さな町
第3章 着がえて、いっしょにくるんだ
第4章 オランダへ
第5章 ふたたびドイツへ
第6章 死の列車
第7章 自由と悲しみ
第8章 またオランダへ
第9章 アメリカ

著者等紹介

パール,リラ[パール,リラ][Perl,Lila]
ニューヨーク生まれ。ブルックリン・カレッジを卒業。1960年代から、若い読者のために本を書きおろしている。ニューヨーク州ビーチハースト在住

ラザン,マリオン・ブルーメンタール[ラザン,マリオンブルーメンタール][Lazan,Marion Blumenthal]
1934年、ドイツ生まれ。1948年アメリカに渡り、ピオリア高校卒業後、ナタニエル・ラザンと結婚。メディカル・アシスタントとして働きながら、積極的に社会奉仕を行ってきた。ニューヨーク州ヒューレット在住

野坂悦子[ノザカエツコ]
1959年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業した後、ヨーロッパに5年間住む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

21
図書館の児童書コーナーにて発見。アンネの日記とは違い、助かることが前提で読める分は気持ちが楽ではあるが、現実で起きたこととは到底思えないほどの非道さに、やはり辛くなる。自分が生まれる約30~40年前にこんなことがあったとは、私自身が生きてきた年数と同じくらいではないか。昔話のようで実はつい最近の出来事と言ってもおかしくない。今、平和であっても同じ人間、いつ戦争や虐殺が行われても不思議ではないような気がしてきて、ゾッとした。2014/07/02

エル

5
児童向けのせいか、捕虜交換のためのユダヤ人だったせいかは分からないが、今まで読んだホロコースト系の本と比べると表現がマイルドのような気がする。それでも十分伝わるホロコーストの悲惨さ。よくぞこの一家は生き抜けたものだと思う。2023/01/12

つちのこ

2
ユダヤ人絶滅収容所は数多くあるが、この本の舞台となったのはドイツのベルゲン=ベルゼン。アウシュヴィッツのようなガス室はなかったが、チフスや栄養失調で多くの命が失われたという。また主人公一家が難民として移送されたオランダの収容所についても触れている。 ホロコースト関連の本に共通する生存者の証言はどれも凄惨を極めるが、この本は解放当時10才だった少女の証言をもとに編集されており、児童書として中学生でも理解できる内容となっている。戦争の悲惨さを伝える資料として広く読んで欲しいと思う。2020/08/31

ねええちゃんvol.2

2
★★★ ナチ支配下での生活。日本もドイツも似たような感じだね。軍の独裁状態ってどこも同じなのかも。・・アンネの日記も読んでみよう。2012/06/05

Kohei Fukada

2
ホロコーストを生き延びた家族の実話の物語です。今いるドイツ、そしてヨーロッパという場所でおきた、ほんの数十年前の話しだと思うと、背筋がぞっとしてきます。地名も出てくる名前も、今の自分にはかなり身近なため、その思いはとても大きいものです。こういうものはきちんと読んでおかなければならないなと思います。2012/01/12

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