内容説明
津波による土壌の塩害、地盤の沈下と液状化、建物取壊しに伴うアスベスト飛散のおそれ、福島第一原発からの放射性物質の拡散―。正しく安心し正しくおそれるために汚染の現状を報告する。
目次
第1章 巨大地震による地圏環境の破壊と復興支援への取組み(震災により生じた様々な環境破壊現象;地震と環境破壊;東北地方太平洋沖地震による地圏環境の破壊;現在取り組んでいる被災地復興支援研究;自然とどのように向き合っていくか)
第2章 震災によるアスベスト飛散の実態(アスベストの基礎知識;アスベストの健康影響;規制の歴史と現状;使用の歴史とその実態;アスベスト濃度の測定法;東に本題震災のアスベスト飛散状況;忘れてはならないアスベストの怖さ)
第3章 放出された放射性物質のゆくえ―福島第一原発事故の環境影響(見えないものに対する不安;放射線と放射能の基礎知識;放射線量の計測―放射線測定器の比較;環境中における放射性物質の移動と人体被ばく;福島第一原発から放出された放射性物質のゆくえ;現状を冷静に受け止める)
著者等紹介
香村一夫[カムラカズオ]
早稲田大学創造理工学部環境資源工学科教授。博士(理学)
名古屋俊士[ナゴヤトシオ]
早稲田大学創造理工学部環境資源工学科教授。工学博士
大河内博[オオコウチヒロシ]
早稲田大学創造理工学部環境資源工学科教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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