ポップ1280

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594028633
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ポッツヴィル、人口1280。保安官ニック・コーリーは、心配事が多すぎて、食事も睡眠も満足に取れない。考えに考えた結果、自分にはどうすればいいか皆目見当がつかない。という結論を得た。口うるさい妻、うすばかのその弟、秘密の愛人、昔の婚約者、保安官選挙…だが目下の問題は、町の売春宿の悪党どもだ。何か思い切った手を打って、今の地位を安泰なものにしなければならない。なにしろ彼には、保安官という仕事しかできないのだから…アメリカ南部の小さな町に爆発する、殺人と巧緻な罠の圧倒的ドラマ!キューブリックが、S・キングが敬愛するジム・トンプスンの代表作。饒舌な文体が暴走する、暗黒小説の伝説的作品、登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Koichiro Minematsu

40
この主人公の保安官に限られたエリアでの秩序と反面やりたい放題の世界が勘違いを助長し、その結果徐々にどん詰まりになる。人の強くて弱い社会。 スティーヴィン・キングの「アンダー・ザ・ドーム」の世界観に通じるものを感じた。2025/11/18

ちゅんさん

37
単なる馬鹿な保安官の下品なノワール小説かと思ってたら違った。後半にかけてどんどん引き込まれていき最後の方は目の前がぐらりと揺れた。ジム・トンプスン、ただものではないね。「安物雑貨店のドストエフスキー」納得です、ドスト読んだことないけど。2020/03/08

ハレ

15
人口1280人の小さな町の少し抜けているようにも見える保安官ニック。ところが本当は野卑でずる賢くて女たらし。殺人も平然と行い嫌いな奴に罪を被せようとする。そのやり方が実に巧妙。保安官候補の対抗馬には良からぬ噂が立つよう人心を操る仄めかしを言ってみる。女房の他に愛人がいて口説き文句や言い訳が非常に巧み。笑えないコメディだ。しかし最後は収拾のつかないとんでもない事になり、、、で、キリスト教の教義も出てきて、この終わり方、私はよく分からないわ。文章は簡潔で読みやすいけど、ジム・トンプソンの思惑はなかなかキツイ。2025/07/07

Toshi

10
これは面白い。まさにパルプノワールって感じも、人間の本質的な暗い嗜虐性を感じさせてくれる。ジムトンプスン凄い。2017/07/01

タナー#2

9
初めてこの作品を読んだのは十二年ほど前だっただろうか、とにかく衝撃的だったと記憶している。人口1280の町ポッツヴィルの保安官ニックには、心配事が多過ぎる。口うるさい妻、妻のうすばかの弟、秘密の愛人、そして町の売春宿の悪党ども…。とにかくこの主人公のニックが魅力的(?)なのだ。一見人当たりの良さそうな性格の奥底に潜んでいる狂気がハンパない。久々の再読だったが大いに堪能した。やはりこの作者にはこの翻訳、だろうな。また全作読み直したくなってきた。2026/05/24

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