STANDARD BOOKS<br> 日〓敏隆―ネコの時間

個数:
電子版価格
¥1,232
  • 電書あり

STANDARD BOOKS
日〓敏隆―ネコの時間

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 10時41分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582531633
  • NDC分類 480.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

チョウ、ネコ、そして人間……。自然には生物の不思議と知恵がいっぱい。動物行動学の第一人者のユーモアと発見に満ちた随筆を厳選。

日? 敏隆[ヒダカ トシタカ]
著・文・その他

内容説明

この地球上にはなんとさまざまな生物がいることか!―。いきものの不思議を追った、動物行動学の第一人者の機知。

目次

町の音
動物たちの自意識
生物たちの論理
人間の領域
ネコたちの認識する世界
ユクスキュルの環世界
チョウという昆虫
赤の暗黒
常識と当惑
ホタルの光
カタクリとギフチョウ
ギフチョウ・カタクリ・カンアオイ
動物の予知能力
概年時計
春の数えかた
ドジョウは何を食べている?
オタマジャクシの恐怖物質
ミズスマシの水面生活
水面を走るアメンボ忍者
二重保証
カタツムリの奇妙な生活
セミは誰がつくったか
ヘビは自然の偉大なる発明
トンボとヤゴの驚くべき仕組み
わかってもらえない話
ボディーガードを呼ぶ植物
秋の落葉とカブトムシ
鰻屋の娘とその子たち
ネコの時間
ネコの家族関係

著者等紹介

日〓敏隆[ヒダカトシタカ]
1930~2009。動物行動学者。東京府豊多摩郡渋谷町に誕生。成城学園中学・高等学校(部活動は生物部)を経て、東京大学理学部動物学科卒業。在学中から岩波書店の辞典編集のアルバイト(のち嘱託)をしていた。東大大学院修了後、理学博士号取得(博士論文は「アゲハチョウ蛹における形態学的体色変化の内分泌的機構の研究」)。東京農工大学農学部教授、京都大学理学部教授(のち名誉教授)、同理学部長、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所初代所長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

233
せんせーのエッセイは大好きですから、中身も確認する事なく購入に到りましたが、色々な出版社から刊行されているエッセイを集めて1冊に再編したベスト盤のようなものだったのですね。半分くらいは既に読んだ事がありました。ですが、既視感を覚えながらも全て楽しく読めました。あんまり記憶できていないのね。ダメじゃん儂。各話のおしまいには執筆された年と満年齢が併記されているのも面白く思いました。せんせーの様にまでは行かない迄も、身の回りの自然、動植物を見る、観察する解像度を上げて行きたいです。2022/11/04

(C17H26O4)

92
猫は平面的な線画でも、描かれたものもそのものとして認識できるそうだ。例えば猫の絵のお尻の匂いをかいだり、窓の絵に、しかも開いている方に跳びついたり。じゃあもしかして、床にテープで円を描いた猫転送装置に猫が入ってしまうのも、平面の円を立体の鍋などと同じように認識しているからなのかなあ。それぞれの動物は、自分にとって意味のある物を認識して世界を構築していて、客観的環境は存在しない。ドイツの生物学者ユクスキュルは「環世界」と呼んで主張した。環世界論はカント唯心論的で科学的でなく、最初は支持されなかったとのこと。2020/09/18

kinkin

91
自然にまつわるエッセイ集。興味を引いたタイトルを拾い読み。他の著書の載っているものもあるが冒頭の「町の音」は好きな一篇だ。次に「動物たちの自意識」動物に自意識があるのだろうか?という著者の疑問。読んでいるうちやっぱりあると思った。「ネコたちの認識する世界」ネコたちの面白い行動について。ネコは飼っていないが普段見ていると面白い行動をするそうだ。紙に描いたネコをみせてやりたいなあ 。大雪の予測で卵を産み付けるというカマキリ、ドジョウのたべものについてなど。ちょっとした時間の合間に読めるのがありがたい。図書館本2018/03/21

藤月はな(灯れ松明の火)

84
このシリーズは本当に好きだ。身近な所に向けられる科学的視点が分かりやすくもとっつきやすい文章で語られ、装丁も素敵だから。日髙氏は猫好きらしく、自宅の猫についての記述にも科学的な視点と共に愛情がひしひしと伝わってくるのに和みます。特に陶器の猫に威嚇するオス猫が猫パンチすることで正体を知ってからの吃驚した表情は想像すると可笑しい。しかし、そこで終わらせずに色々と猫に謝りつつも猫に見える世界を調べているのがユニークだ。カマキリの予知能力や蝉のドラム式鳴き方、蝶と蛾の違いも読んでいて楽しかったです。2018/01/23

阿部義彦

32
平凡社で出してる科学随筆、一人一冊シリーズの第二弾という事でしたが、このスタンダードブックスというシリーズは初見。本屋の新刊でサイエンスの島から何よりも装丁の美しさそして、敬愛する日高敏隆さんの巻という事で購入。既に読んでた文庫のエッセイとの重複など気にならず、何回読んでもその度に驚きがあります。トンボの羽が全部別々に動くなんてどれだけデリケートな飛行してるんだろうとか、ネコに関する実際に飼い猫で行った実験、ネコは人間を大きなネコと思ってる様だ、として次の章ではネコも所詮は人間なのだって!楽しい(笑)2017/10/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12315531
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。