内容説明
知覚や認知などに重点をおき、それぞれの領域において重要と思われる基礎的知識について、実験や調査から得られた客観的事実を踏まえながら、図表を多用し、身近な話題から最新の重要な知見までを17の章に分けて丁寧に解説。
目次
基礎心理学とは
感覚
知覚
高次知覚
注意
作動記憶
長期記憶
イメージ
言語
音楽認知
学習と動機づけ
思考
感情
パーソナリティ
社会行動
発達脳科学
メンタルヘルス
著者等紹介
田山忠行[タヤマタダユキ]
1979年北海道大学文学部卒業。1981年北海道大学大学院文学研究科(心理学専攻)博士前期課程修了。1983年北海道大学大学院文学研究科(心理学専攻)博士後期課程退学。2003年博士(文学)取得。現在、北海道大学大学院文学研究科教授
須藤昇[ストウノボル]
1978年茨城大学人文学部卒業。1981年北海道大学大学院文学研究科(心理学専攻)博士前期課程修了。1982年北海道大学大学院文学研究科(心理学専攻)博士後期課程退学。2004年博士(文学)取得。現在、千葉大学文学部行動科学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかたか
1
本来前期に履修しようと思っていた講義の教科書を、履修しなかったため今更だが読破。心理学の領域の整理が、かなり役に立った、また、感情やパーソナリティ(性格)の科学的測定方法は、これから心理学を学んでいくときに役に立つと思う。スキャモンの発達曲線は飽きるほど見てきたはずなのだが、忘れてしまっていたので、再び覚えなおす。感覚刺激の受け取り方とそのときの脳の動きは、作動する脳領域をしっかり覚えておかないと。将来的に日常茶飯事のごとく使うことになるだろうから。2016/09/27
いのっち
0
心理学の概観について知りたくて読んだ。/心理学は仮説の一要因を証明する学問。そのため、要因の更なる要因までは介入しない。例えば、A(ポジティブな人間)は実験的にB(早起きする)。Bの理由C(脳の影響)は関与しない。/心理学は多岐に関わっているため、どの枠組みが自分に性に合ってるか見極める。自分は脳科学、行動心理学があってる。/長期記憶は自分の知識とつなげる。/内発的動機付けは報酬なしor予期しない報酬。/意識せずとも多くの情報を脳が意味付けしてしまうので、集中すべき時は情報が少ない場所が良い。2016/12/17
明るいくよくよ人
0
研究の参考用に見た。脳科学的な側面からの心理学の本でとても参考になった。文末の参考文献も割と抱負なので、今後のリファレンスとして活用できそう。2018/07/17