大奥よろず草紙

由良 弥生【著】

原書房（2003/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 275p／高さ 20cm
• 商品コード 9784562036110
• NDC分類 210.5
• Cコード C0021

内容説明

江戸城に生きた千人の女たちの生活誌。職務・収入・出世の方法から服飾・趣味・娯楽まで、知られざる大奥女中の日常があきらかに。

目次

一の巻　キャリアウーマンとしての大奥女中（江戸城・本丸の大奥；奥女中の職制　ほか）
二の巻　大奥の暮らし（大奥の構造；奥女中の部屋　ほか）
三の巻　大奥式おしゃれ（御台所の平日の服装；大奥女中の平日と式日の服装　ほか）
四の巻　大奥事件簿（贅沢の正当化―姉小路の実力；絵島・生島事件　ほか）

著者等紹介

由良弥生［ユラヤヨイ］
初版『グリム童話』を再現することに挑戦し、ベストセラーに。当時の世相、風俗、恋愛、さらには隠された人々の深層心理を探り、大胆に再現した筆致は高い評価を得た
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よみ]

興味深かったけど、せっかくの由良さんだし物語仕立てで読みたかった…

2020/08/31

[ブルー]

大奥についてピンからキリまで説明してあります。役職やしきたり、決まりや服装、髪型、いじめや一日の流れなど・・。イラストや挿絵がないので、あまり面白味がないのが印象。

2017/01/17

[meg]

大奥という機構が完成し、システマティックな運用がなされていた時代の解説。衣類の解説は冗長に思えたけれど、全体的にわかりやすく、テンポがいいのでさらっと読める。とはいえ、さほど目新しさだとか、掘り出し物のエピソードなどはないのも事実。髪型や帯結びなどは挿絵が少ないのが残念。

2015/06/22

[石ころ]

いじめによる自殺の話が怖かった

2013/01/21

[ときどきぷろぐらま。]

大奥のしきたり、生活習慣がさらっと書かれてました。もっと詳しく知りたくなったので他にもないか探さないと。

2009/07/10