- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・少女
- > ティーンズ・少女その他
内容説明
人並み以上の器量をもって生まれたがために、両性具有の類は、見世物小屋に売り飛ばされた。だがそこで待っていたのは、客の目前で自分を慰め、牛のような巨人と交わり、性の印を嬲られる底無し地獄の日々だった。耐えきれずに逃げ出した類の前に、大金持ちの青年慶一が現れる。ようやくまっとうな人間として丁重に扱ってくれる慶一に、やがて類は惹かれてゆくが、自分の淫らな過去を知って、軽蔑されるくらいならと想いを断ち切ろうとするが…。
著者等紹介
七宮エリカ[ナナミヤエリカ]
京都出身大阪在住。エッセイから、児童書までさまざまな分野の執筆をこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
めめめ
4
表題作「淫花」は見世物小屋で働く両性具有の薄幸受が主人公。自らの肉体や境遇を嘆きつつも芸事に精出したりして健気でたくましい子でした。愛情をストレートに伝えてくれる好青年の攻と出会えて本当良かったね。もう一作「絶唱」は同じく昭和初期の因習深い山奥の村が舞台。悲劇的な結末だけどこれもひとつのハッピーエンドか。「山の神が二人に嫉妬したのかもしれない」―最後の語りが物悲しい。2015/11/21
chico
3
昭和初期、廃退とした世界観がとてもとてもよかった。容赦ない世界に憲一さんのような好青年がいい緩和材になってて悲惨でエログロだけど拒否感なく読めると思います。2012/07/12
たんご
1
昭和の始め、見世物小屋、両性具有・・・耽美!2010/02/10




