出版社内容情報
老化は、生命本来の営みと切っても切れない関係にあることがわかってきた。老化の多様性こそ、進化の証である。老化進化学入門。
はじめに
第1章 老化先進国日本の直面する老化の多様性
第2章 臓器老化――正常の欠乏か、異常の蓄積か
第3章 人類進化上最大のイベント――2足歩行
第4章 ヒトは細胞とともに老化する
第5章 酸化ストレス仮説からみえてきたミトコンドリアの正体
第6章 細胞老化は必要悪か
第7章 細胞周期老化仮説
第8章 退化した再生力と再生医療
第9章 慢性炎症――免疫のトレードオフ
第10章 カロリー制限仮説
第11章 飢餓の記憶と現代の飽食――かつての生存戦略に長寿をまなぶ
第12章 老化のペースメーカー
第13章 加齢性疾患(生活習慣病)と老化――発症は進化とのトレードオフ?
第14章 これからの老化学
おわりに
【著者紹介】
京都大学医学部附属病院 高齢者医療ユニット・糖尿病内分泌栄養内科講師
内容説明
「老化」は、なぜ進化の過程で除去されてこなかったのだろうか。病気を進化的視点から取り上げるダーウィン医学と老化医学の融合をはかり、進化のかげで人類が受け入れた、老化という「トレードオフ」の可能性をさぐる。
目次
老化先進国日本の直面する老化の多様性
臓器老化―正常の欠乏か、異常の蓄積か
人類進化上、最大のイベント―2足歩行
ヒトは細胞とともに老化する
酸化ストレス仮説からみえてきたミトコンドリアの正体
細胞老化は必要悪か
細胞周期老化仮説
退化した再生力と再生医療
慢性炎症―免疫のトレードオフ
カロリー制限仮説
飢餓の記憶と現代の飽食―かつての生存戦略に長寿をまなぶ
老化のペースメーカー
加齢性疾患(生活習慣病)と老化―発症は進化とのトレードオフ?
これからの老化学
著者等紹介
近藤祥司[コンドウヒロシ]
1992年京都大学医学部卒、同大学医学部附属病院老年内科入局。1995年京都大学理学部・柳田充弘教授のもとで細胞周期の研究に従事。2001年ロンドン大学、英国がん研究所にて細胞老化と解糖系代謝を研究。2005年帰国。2006年京都大学医学部附属病院初のアンチエイジング外来・同教室開設、京都大学医学部附属病院老年内科助手。2010年京都大学医学部附属病院内講師。現在、京都大学附属病院高齢者医療ユニット・糖尿病内分泌栄養内科、医学博士。日本基礎老化学会理事、日本老年医学会代議員、日本抗加齢医学会評議員、など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
御座候。
レコバ
石光 真
なをみん