ヲトメノイノリ

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480804754
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

喜寿を目前にピアノを習い始めた老女の「イノリ」を描く表題作ほか、様々な年代の女性の生活と「イノリ」を描き出す傑作連作短編集。

内容説明

果たして、イノリは通じるのか。七十六歳にしてピアノを習い始める佃煮屋の女将、彼女の願いと挑戦を軽妙に語る表題作ほか、幼児から老女まで、様々な年代の女性の日常と「イノリ」を描いた傑作連作短篇集。

著者等紹介

石田千[イシダセン]
1968年、福島県生まれ。東京育ち。國學院大學文学部卒。2001年「大踏切書店のこと」で第一回古本小説大賞を受賞しデビュー。2016年『家へ』で、第三回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nico🐬波待ち中

101
下は5歳から上は76歳と幅広い年代のヲトメ達の日常はヲトメ心の微妙な揺れに共感した。特に『青嵐』のコーコちゃん達のパワフルさはスカッとするくらい気持ちいい。一番好きなのは表題作。76歳潮子さんの願いとは「乙女の祈り」をピアノで弾くこと。一度もピアノを弾いたことのない潮子さんの奮闘ぶりに、笑ったり悩んだり泣いたり…と町内の人達も大賑わい。潮子さんが苦労の末に起こした奇跡には鳥肌が立ち感動して泣けた。そして最後の石田千さんらしい小粋な締めの一文に思わずニンマリ。人と人との温かな縁がとても心地好い短編集だった。2018/04/22

chimako

94
なかなか楽しい一冊だった。いろんな年のヲトメが主人公の短編集。表題作は力作だなぁ。お姉さんとの約束で「乙女の祈り」弾く潮子さんのお話。老舗佃煮屋の女将さん。キリリとした頑張りにこちらの背すじもスッと伸びたような気がする。「青嵐」「梅雨明け」「木枯し一号」が好み……その他季節感のある題名が続く。小学生のちょっと面倒なちいさな世界や大人の女性の日常の気づかい。小さな女の子の心の中。上手いなぁと気持ちよく読み終えた。石田さん、次は何にしよう。2018/02/28

野のこ

54
初読み。好みでした。短編集でどれもさり気なく良かったです。表題はぐっと来るものがあるのにサッパリしてるところもまた魅力的。YouTubeで「乙女の祈り」を聴きながら読みました。登場人物の雰囲気はそれぞれにほんの少〜しだけ小憎たらしいのに愛らしい。「パン屋さんで買ったミルクボールを店員さんから割って食べてくださいって忠告されたのに、そのままかぶりついてクリームが向こうにぴゅうっと飛び出た」とか(笑)文章からは自然と頭のなかに風景が出てきて読みやすく、ほっこりな終わり方も好きです。 2018/03/02

くろにゃんこ

52
さまざまな年齢の乙女が出てくる短編。最初のはるかちゃんが印象的、園児でこれだと先が怖ろしい・・・いや、楽しみ(笑)どうもよく分からないのもいくつかありましたが、ふわふわと読了です。2018/08/24

ぶんこ

50
色々な女性たちのささやかな短編集。10編の中では表題作の「ヲトメノイノリ」が印象的でした。76歳の佃煮屋さんのおばあちゃんが、若くして亡くなった姉の願いを叶えようと一念発起して「乙女の祈り」ただ1曲だけを弾けるようにと頑張る108日間。一途な思いの靭さに、ぐうたらだったピアノ教師も心を入れ替えて教えることに専念。凄いです。私にもこんな一念が欲しい。そして「球根」で乗合タクシーで高齢の母を訪ねた見ず知らずの2人の女性のお喋り「母がいなくなったら、私の娘時代が終わってしまう。」にガツン。終わってしまったのだ。2019/07/27

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