出版社内容情報
【「オモコロ」大人気シリーズの書籍化・第2弾!】
教科書の名作に挑戦!
Ⅹ騒然!「「山月記」を読めなかった男が1年半ぶりにもう一度読む日」収録!
「山月記」に挫折した経験から、大人になった今、教科書に載っている作品を読んでみることに……。
「学び直し」ほど大げさではないけれど、きっと何かが変わるはず!
この本でしか味わえない、不思議な読書体験をぜひお楽しみください!
【目次】
はじめに
1冊目 宮沢賢治「やまなし」
2冊目 ヘルマン・ヘッセ(高橋健二訳)「少年の日の思い出」
3冊目 中島敦「山月記」
特別編 本の作者と話してみる(ラランド・ニシダ氏)
4冊目 清少納言「枕草子」
あとがき みくのしんより
あとがき かまどより
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼっちゃん
44
今回は小6から高校生までの国語の教科書に載っている本を読む。みくのしんさんなら『少年の日の思い出』『山月記』ならあのような感情移入され読まれると想像がついたが、『やまなし』もあんなに感じられるとはすごい。私が教科書で本って面白いかもと思った作品は『人間失格』と『山月記』だったが、『山月記』ではみくのしんさんも色々語っていた「我が臆病な自尊心と尊大な羞恥心の所為である」あたりがすごく印象に残っている。2025/07/19
🎈newみなみ🎈
19
「少年の日の思い出」や「枕草子」は授業で扱ったことがあるため、何度も読んで理解が深まっていると自認していたが、それを超えるような読みがいくつかあって、すごく参考になった。私も情景描写をもっと味わえるようになりたいな。2025/07/28
のっち
15
☆☆☆★ かまど&みくのしんシリーズ2作目。今回みくのしんさんの挑戦する作品は、宮沢賢治「やまなし」、へルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」、中島敦「山月記」、清少納言「枕草子」の4作品。前作で読書に目覚めたかと思いきや、そう現実は甘くないところは確かにリアル。だが、みくのしんさんの言葉の「何それ、おもしろっ!同じ言葉を読んでるのに、本当に景色の見え方が違うんだな~。」という部分には、読書の面白さの本質、読み方の正解の無さ、翻って自由な読み方をしていいんだという励ましの言葉とも受け取れる。2025/07/25
モミ
12
前作のほうが圧倒的に面白かったです。 2025/07/29
流之助
10
前作に引き続き購入!オモコロ記事からの大ファンで、これまでの作品(kobo含む)ぜんぶ読んでいるので待望の作品だった。特典の逆転読書もよかったし、音声特典も楽しませてもらった! 国語の教科書から引き出されるみくのしんの思い出が苦いものが多くて、教育ってここまで人格形成に影響するんだなって感じもした。「山月記」ではトラに感情移入しまくるみくのしんにグッとくる。自分もトラだった、もうトラになりたくないと素直に言える人柄に感動する。相変わらず嫉妬してしまうような素敵な読書だった。2025/08/06