内容説明
堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。
目次
第0章 それでも僕は働きたい
第1章 働きなさい、と母は言った―仕事との出会い
第2章 仕事を選び、自分を選ぶ―迷い、そして選択
第3章 カネのために働くのか?―「もらう」から「稼ぐ」へ
第4章 自立の先にあるつながり―孤独と向き合う強さ
第5章 僕が働くほんとうの理由―未来には希望しかない
著者等紹介
堀江貴文[ホリエタカフミ]
1972年福岡県八女市生まれ。実業家。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。民間でのロケット開発を行うSNS株式会社ファウンダー。東京大学在学中の1996年、23歳のときに、インターネット関連会社の有限会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)を起業。2000年、東証マザーズ上場。既得権益者と徹底的に戦う姿が若者から支持を集め、『稼ぐが勝ち』(光文社)がベストセラーに。しかし2006年1月、33歳のときに、証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、懲役2年6カ月の実刑判決を下される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
445
中々示唆に富んでて良かった。著者の過去とかは初耳な内容で自分にも出来ると後押しをしてもらっている気分になった。2013/11/13
Miyoshi Hirotaka
321
人生には雌伏がある。病に伏したり、失職したり、トラブルに会ったりする場合だ。しかし、それはゼロに戻るに過ぎない。周り全てが敵に見えても一人だけは味方。それは自分自身。自分に寄せる強固な信用が自信。それを得るには近道はなく、ひたむきな努力あるのみ。悩むことは物事を複雑にするだけ、考えることが物事をシンプルにする。理性の声を聞き、原理原則に従うことが感情を制して、大きな痛みを乗り越えて決断へ導く。努力は挑戦と成果の間にあり、省略はできない。思考を停止をせず、働き続けること。自分の人生を動かせるのは自分だけだ。2014/06/07
大地
265
話題になっていた本だったので、興味本位で買って読んだが、学ぶべき点が多かった。ゼロになにをかけてもゼロ。成功に近道はなく、小さなイチを足していく。読んだ後、著者に対する考え方が変わりました。間違いなく読んで良かった一冊です。2014/08/28
Kawai Hideki
249
想像以上に良かった。買収騒動や強制捜査で世間を騒がせたホリエモンが、子供時代にゼロからやってきたことを振り返り、そして、出所後にまたゼロからの再起を誓う本。演じられてきたホリエモンではなく、等身大の堀江隆文の姿がある。特に収監時代、眠れない夜に声をかけてくれた名も知らぬ看守への感謝、閉塞感で一杯だった小学校時代に進路を決めてくれた恩師への感謝の言葉が胸を打つ。また、塀の外を生きる多くの人が塀の中よりも窮屈な常識に縛られていることや、過去や将来に思い悩まず、目の前の仕事に没頭すべきと言うメッセージに共感。2014/12/16
えちぜんや よーた
191
「働くこと」の意味を考える本。ホリエモンは読者に対して、ただ漫然と時間を切り売りすることに対して問い直しを迫っている。ロバート・キヨサキしかり、ちきりんさんしかり、中島義道先生しかり、同じようなことは他の人の著作でも語られている。だからといってこの本が二番煎じかと言えばそうではない。それだけ人間という生き物は、もともと「人に強制させられる」ことが大っ嫌いなんだろう。本質をついた語り口は、刑務所の収監前も収監後も、ぜんぜん変わっていない。2013/11/26