内容説明
五年生になってぼくはいじめられるようになった。ぼくは未来のことだけを考えることにした。今のぼくから未来のぼくへ手紙を出す。未来のぼくはいつだってたのしそうだ。友達もたくさんいて、夢もかなう。二十通の手紙は、毎年ぼくの元へ届けられ、そして、ぼくは三十三歳になった。ある日、もう来るはずのない「未来の手紙」が届く。それは、悪夢の手紙だった―。(「未来の手紙」他5編収録)小学生高学年から。
著者等紹介
椰月美智子[ヤズキミチコ]
1970年神奈川県生まれ。2002年『十二歳』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。『しずかな日々』で野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おしゃべりメガネ
202
椰月さんのココロ温まるステキな短編集です。どの作品も椰月さんらしい、ココロをホワッとさせてくれる話ばかりで読んで本当に良かったと思えます。何編かは文庫『未来の息子』と併読されていますが、正直話を忘れてしまっているので、新鮮なキモチで読み進めれました。どの話も甲乙つけがたい短編集もありそうでなかなかないのではと思います。「月島さんちのフミちゃん」はその中でもやはり秀逸かなと。「未来の手紙」「未来の息子」ともに涙がじんわりとする作品ですし、「しいちゃん」の親子愛にも感動します。椰月さん、さすが人情派作家です!2016/12/03
takaC
79
3話目の「未来の息子」まで気がつかずに読んでいたけど既発表作品のRemix版だった。スルスルあっという間に読み終えてしまい物足りない。2016/04/02
ゆみねこ
73
表題作を含めた6編の短編集。「未来の息子」・「未来の手紙」が特に心に響きました。「月島さんちのフミちゃん」も好きです。児童書のコーナーにありましたが、大人のみなさんにもお勧めです。2017/08/07
hirune
57
「未来の手紙」虐められる現在が辛くて、明るい未来を想像して毎年ごとの未来の自分宛に一通ずつ手紙を書いていく。毎年開封していって最後の手紙を開けた翌年、書いた覚えのない内容も恐ろしく暗い手紙が届く。そんな手紙を書いたこと自体自分の中で抹殺するほど追い詰められていたのに、虐めた方はそんな行為は無かったことにしていて、自分の中で単なる遊びにすり替えてるなんて、バカにしていると憤っても、そんなもんなのかなぁ。子どもの世界もいろいろ辛いね。2015/12/01
itica
53
小学生高学年から中学生の多感な時期の子供たちが主人公の6つの物語。ちょっとしたことに一喜一憂したあのころが懐かしい。内容が子供たちに向けたメッセージであるのは分かるが、短編のためにインパクトが弱いように感じる。子供だったらこれくらいの長さの方が飽きずに良いのかな?いや、決して悪くないんだけど「月島さんちのフミちゃん」あたりをじっくり長編で読みたかった、と思うのは大人の都合かなぁ。 2015/01/26
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- 和書
- つり道楽 光文社文庫




