内容説明
芦藁第一中学三年に進級した、杏里、美穂、一真、久邦。高校受験を前に四人はそれぞれの進路に想いを巡らせていた。一真は絵の道を志すが、何故か思ように描けない。杏里と美穂も出会った四人が離ればなれになる不安に襲われる。それぞれが十五歳の岐路に出した答えは…?新たな人生を歩き始める少年少女の勇気を描く、あさのあつこの傑作!小学校高学年から。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。「バッテリー」シリーズで野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞。「バッテリー」「NO.6」シリーズなど多数の児童文学作品のほかに、時代物、ミステリー、恋愛小説と、幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
54
明日になったら、私達何か変わるのかな。明日になったら、何か見つかるのかな。嫌な事に負けない自分、目標の見つかる自分。14歳と15歳の不器用な季節。一年四組の窓からの見える景色に君がいて、あなたがいて。花が咲き、葉が茂り、赤く染まって、雪が降って。見える景色が少しずつ変わるのは、季節が移り変わるからだけじゃない。背が伸びて、目線の位置が高くなって。私達は、毎日少しずつ成長している。変わらないものなんてない。毎日何か、変わってる。だけど、私達はずっと友達だよ。いつでもこうやって、並べた肩の位置は変わらないよ。2013/06/23
ぶんこ
29
それぞれが別の高校に進学。 特別に仲良しだった4人組だけに、新しい学校で同じような友達を作れるかは、不安でしょう。 むしろ仲良しがいなかった方が、新しく友達が出来るかもと期待するのでしょうか。 この本では、まだ序章という感じで、少し物足りなかったです。2015/01/14
スケキヨ
21
前作の雰囲気が大好きで続編のこちらも大好きになりました。「自分の感じるままに心情を吐露して、それを真っ直ぐ相手が受け止めてくれるというのは、涙が出るほど嬉しい事なんだ」ときちんとわかっている四人がとても好きです。人間関係に加え進路や未来のことも不安になりますが、こういう時に慈しみを含んだ「だいじょうぶ」と言ってもらえるのは心強いんだよ~と懐かしさをこめて読みました。一つの山を乗り越えた四人の前にはまた新たな山が、という感じで終わっていますがきっと皆で叱咤激励しながらそれぞれの道を歩むのでしょうね。2013/06/12
ピカ
20
「一年四組になったら」の続編。あたしの学校は中高一貫だから、みんなと離れ離れになるという寂しさはむしろこれから感じていくんだろうなー。大学はみんなバラバラだからね。前作のほっこりした雰囲気は変わらず、杏里たちの悩みをリアルに切り取っている。高校生になってからの日々を少し書いてあるのも嬉しい。なんとなく卒業式で終わりそうなイメージだったからな。……というか、杏里と一真って付き合ってはいないのね(笑)うかうかしてると嵯峨にとられるぞ!さらに続編がほしいな(笑)2014/07/22
ゆきこ
17
ティーンズ向きの本棚からおばちゃんが借りるのは恥ずかしかった。人との距離のとり方は、大人になった今も課題に。うっかりしゃべった内容をおもしろおかしく他人に言うのを聞いて、「ああ、この人とも表面の付き合いしかできないのか」と残念に思うこと多々あり。だからと言って、誰とも話さないのはさびしい人生だし。大人になると、新しい知り合いが増える機会が減るので、学生時代の友人を大事にして欲しい。今の時代は携帯やフェイスブックで学生時代の友人と繋がりやすいのが嬉しい。2013/08/20
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