帝都を復興せよ

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334928582
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

大正12年(1923年)9月1日土曜日午前11時58分44秒。帝都東京を大地震が襲った。新聞記者の田山は、復興に向けて組閣された山本権兵衛内閣で、内務大臣に就任した後藤新平のもとを訪ねる。そこで、彼は、新平の帝都復興への壮大な構想を聞かされる。だが、新平の思いとは裏腹に、各々の思惑が壁となって立ちはだかり…。混迷の中での帝都復興に鑑みて、閉塞感が漂う現代日本のあり方を問う。著者渾身の傑作。

著者等紹介

江上剛[エガミゴウ]
1954年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。第一勧業銀行(現・みずほ銀行)に入行し、人事部や広報部、各支店長を歴任。銀行業務の傍ら、2002年に『非情銀行』で作家デビュー。’03年に銀行を辞め、執筆に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鉄之助

107
関東大震災後の、朝鮮人虐殺のきっかけとなった「戒厳令」。 これがどういういきさつで、発せられたのかよく分かった。「大風呂敷」と揶揄された後藤新平の情熱が、いまなお、メガロポリス東京の基礎に残っている。2025/01/14

saga

24
都市計画の理想を追い求める後藤新平。関東大震災の復興内閣で内務大臣という立場でその理想に邁進する後藤だが、その前に立ちはだかるのは、既得権益や己の利益を守ることに腐心する政治屋だった。帝都の復興が、大幅に規模が縮小された結末は悲しかった。国益ではなく私益を追求する代議士に嫌気がさす。軍人や戦争を止められなかった代議士のおかげで、この約20年後に東京は再び焼け野原になるのだ。歴史が都市改造を促したかのようだ。2019/05/24

浅見ヨシヒロ

19
関東大震災からの復興に挑む後藤新平の話。東日本大震災の被災地に住み者として、この本を今の政治家達に薦めたい。昔も今も政治家達は『復興』とは口にしながらも考えるのは自分の利権ばかり。そんな政治家達の中で真剣に復興について考える後藤新平という存在が稀有過ぎるだけに…いかん、愚痴しか出てこない…2014/04/15

紫陽花

15
最近、災害が多いので関東大震災に立ち向かった後藤新平の本を読むことにしました。 内容的には、ん〜。読んでのお楽しみにですかね。2018/03/11

シュラフ

8
関東大震災後の帝都復興の物語。後藤新平が帝都復興に尽くすも、伊藤巳代治らをはじめとする反対勢力によって復興案が大幅に縮小される様子が描かれている。物語の軸は当時の政争で、善玉の後藤新平に対して悪玉の伊藤巳代治らが卑劣な手段によって後藤新平の復興案を握りつぶす。少し疑問も感じる。伊藤巳代治が銀座の土地持ちで土地収用案に反対しても本当に小説のような卑怯な手段を使ったのか?もう少し東京の街づくりという観点に徹して書いた方が良かったのではないかと少し残念・・・あと関東大震災で浅草が焼け残ったのを知った。2014/05/11

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