出版社内容情報
親分の留守は、知恵者の看板娘がまもる。
その看板娘は、巨漢の子分がまもる。
名うての十手持ちだった父親は、大悪党を追って行方しれず。
はねっかえりの一人娘・お加代と、子分の大男・六尺文治が、
この町の平和を引き受けます!
父・辰三親分の留守をまもる文治が、
お加代には頼りなくって仕方がない。
母親とともに一膳飯屋を守り立てながら、ついつい、
御用の向きにも、父親の行方捜しにも口を出す。
ところが、どちらも一筋縄ではいきそうにない……。
著者より
「親分、てぇへんだ!」
多くの捕物帖は、主人公の下っ引きが事件を聞き込み、飛び込んでくるところから始まります。では、その親分がいなくなったらどうなるのか――そんな(ひねくれた)思いから、この物語は生まれました。
合言葉は「親分、てぇへんだ! じゃなくって、親分がてぇへんだ!!」
気はやさしくて力持ち。だけど、頼りない一の子分と、頭脳明晰にして器量よし。だけど口の悪い親分の娘が二人三脚で事件に挑みます。
若くて危なっかしい二人をどうか応援してください。
内容紹介
江戸一番の岡っ引き堀江町の辰三が突然姿を消した。
親分を捜す文治のところに、300両が盗まれたと油問屋守口屋の隠居が届け出る。
左前と噂の店の隠居がそんな金を持っているとは。訝る文治に、隠居は異母弟の喜助が怪しいと訴える。(役立たず)
夏になっても父親の行方がつかめず、辰三のひとり娘のお加代はいらだちを深めている。
そんな中、「江戸錦絵小町比べ」が行われることになり、器量よしのお加代に参加を促す声が日に日に高まっていく。
おとっつぁんが見つからないのに、誰が小町比べなんか出るもんか。
反感を募らせていたら、再会した昔の子分に思いがけないことを言われ……。
(うき世小町)
辰三の探索に夢中になって、文治は縄張りの日本橋でドジを踏む。結果、手札をいただく同心の塚越から「今後、日本橋は任せられん」と言われてしまう。
親分の留守に、縄張りを失う訳にはいかない。
追い詰められた文治はとっさに捕物比べを申し出る。
(神隠し)
ほか、「ねずみと猫」「晦日の月」「雲隠れ」の6編。
内容説明
名うての十手持ちだった父親は、大悪党を追って行方しれず。父・辰三親分の留守をまもる文治が、お加代には頼りなくって仕方がない。母親とともに一膳飯屋を守り立てながら、ついつい、御用の向きにも、父親の行方捜しにも口を出す。ところが、どちらも一筋縄ではいきそうにない…。親分の留守は、知恵者の看板娘がまもる。その看板娘は、巨漢の子分がまもる。人情の擦れ違いで起こった哀しい事件が、若い二人を大人にしてゆく。時代小説注目の新鋭が情感豊かに描く、傑作捕物帖。
著者等紹介
中島要[ナカジマカナメ]
早稲田大学教育学部卒。2008年、「素見」で第2回小説宝石新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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美月0217
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