内容説明
親友の洋輔が転校してしまい、宏伸は元気がない。クラスでも冴えないし、クラブ活動の写真部でも、部長の三好にきつくあたられる。そんなある日、宏伸は不思議なカメラと出合う。それは、長い、長~い写真が撮れるカメラだった…。
著者等紹介
誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年、東京都生まれ。学習院大学卒。2002年、『ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞。03年、『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
157
部分的には負の評価箇所もあったけれど最終的に差し引きプラス。青春小説びいきでかなりプラス加点してるかもしれないけど。あっちゃんの使い方がなかなか上手い。2012/06/12
ちはや@灯れ松明の火
132
レンズ越しの世界はいつもより鮮やかに見えた。風景、時間、感じた思い、消えてしまう前に全部切り取って。親友の転校、冴えない自分だけがひとり取り残されたようで、色彩がひとつごそっと抜け落ちてしまった日々。そんな鈍色の景色を塗り替えたパノラマカメラ、グレート・マミヤ。360度ぐるりと見渡せば、くすんだ日常が無数の色彩で描かれていると気付く。夏空を仰ぐヒマワリの写真が生んだみんなの笑顔、カメラという太陽を見つめて、連なる、重なる、拡がっていく。何よりも素敵な瞬間を見つけた。世界一長い、世界一笑顔にあふれた写真。 2012/02/16
七色一味
112
読破。実に今時の草食系というよりは気弱な、たいして取り柄もない男子高校生と、たまたま見つけた特殊なカメラ。その出会いが世界一長い写真のギネス記録の更新につながる出会いとなる。全校あげての撮影イベントを仕切る中で、主人公の中で何かが少しずつ変化してゆく。きっと、素敵な物語ができるだろうに、どうも主人公がなぁ。2012/04/12
しろいるか
111
360°ぐるりと撮影できるパノラマカメラで中学卒業記念に「世界一長い写真」を撮ってギネスに挑戦。主人公宏伸は級友に「ノロブー」なんてあだなで呼ばれてしまうような気の弱い少年。最初は依存心が強くイライラしたが、所属する写真部の部長三好さん、従姉のあっちゃんなど強烈な女子達に叱咤されながら少しずつ成長していく。展開としてはとりたててトラブルもなく平板な印象。またあっちゃんの言葉遣いが悪すぎてちょっとひいた。かなりいいコト言ってるので惜しい。(疾風ガールの夏美とかぶる)全体的には爽やかで、小中学生向けかな。2011/10/25
モルク
108
誉田哲也さんの描く青春もの。内気で目立たないノロブーと呼ばれる主人公宏伸が、360度パノラマ写真の撮れる特殊なカメラと出会い、それを使って卒業イベントとして全員の世界一長い写真を撮ろうと奮闘し成長していく姿を描く。こんな写真があったら、とっているときはむちゃくちゃ楽しく、将来いい思い出になるだろうな。こっちのタイプの誉田さんもいい。もちろんあちらのタイプも好き!2018/03/06




