マッサゲタイの戦女王

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  • サイズ 46判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334913731
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

オリエント統一前夜を舞台に、青い目の少女タハーミラィの運命を奔放にのびやかに描いた鮮烈な歴史ロマン活劇。田中芳樹推薦!

内容説明

沼沢ゲタイの氏族長の親族として生まれ、すべてのゲタイを束ねるマッサゲタイ国王の第十一妃となった少女・タハーミラィ。生まれながらの碧眼を忌まれ、常に目を伏せて生きてきた彼女が、広大なる世界に目を向けはじめたのは、それからだった―。オリエントの四大帝国のうち三国を併呑した「諸王の王」とタハーミラィの邂逅、戦乱と、その真実。悠久のロマンあふれる、一大叙事詩!

著者等紹介

篠原悠希[シノハラユウキ]
1966年、島根県生まれ。現在、ニュージーランド在住。2013年、『天涯の楽土』で第4回野性時代フロンティア文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

42
紀元前600年前後の古代オリエントを舞台に、四大帝国時代の終焉と戦乱の時代を生きたマッサゲタイ女王・タハーミラィの数奇な運命を描く歴史小説。マッサゲタイ族に生まれて、初恋の相手によって部族の王カーリアフの側妃とされたタハーミラィ。希望を見出だせなかった境遇から、ファールース王クルシュとの運命的な出会い、そこから過酷な状況を夫と共に生き抜いて立場を自覚するようになってゆく彼女の覚悟、そして意外な半生を送った従兄のその後も印象的で、ロマン溢れる筆致で描いてみせた壮大な物語の結末にはぐっと来るものがありました。2021/01/01

ぽてちゅう

23
古代オリエント。邪眼と言われる夏の空のように青い瞳を持つ少女、タハーミラィ。その瞳を真っ直ぐに捉えて離さない3人の男性との出会い。タハーミラィが寄せる想いは、従兄ゼーズルへの純愛、夫であり王のカーリアフへの敬愛、他国の王クルシュへの忍愛。タハーミラィに寄せられる3人の想いは、諦めきれない恋慕、妃として王の側近としての信頼、騙した事実を逆なでる真心。タハーミラィが自ら築きあげたパラディサ(理想の王国)マッサゲタイの国とその国の人々を最愛の人として選んだラストは、裏表紙の風景のように爽やかです。 2021/05/02

多津子

20
紀元前のオリエントの愛と戦いと歴史の物語。氏族長の親族として生まれながら青い瞳が邪眼と恐れられ、神殿で母とひっそり暮らしていたタハーミラィ。従兄のゼーズルに恋をするもカーリアフ王の11番目の妃となる。そして王と共に訪れたバビロンで出合ったのは虐げられながらも気高くある小国の王クルシュ。純真無垢な少女が己の国を見て回り大国を知り、恋に破れ戦いを目の当たりにし力強い女王となっていく。歴史絵巻に恋愛を絡めた、とても読みごたえのある物語だった。ゼーズルの諸国放浪記も良い。当時の壮麗なる都も美しい庭園も見てみたい。2021/04/03

サケ太

20
青い瞳の乙女が、男たちとの出会いと別れ、失望から立ち上がり続け、マッサゲタイの女王となっていく。美しい情景描写が見知らぬオリエント世界の風景を想起させ、揺れ動く少女が、女、戦士として生き抜く姿を美しく、雄々しく描き出す。彼女がかつて夢見た光景。血塗れの現実、そして行き違い。思いは交錯し、少女の挑戦、男の旅路が交わった壮大な物語の終わりは読みごたえ抜群。2020/11/19

びっぐすとん

19
面白かった!メソポタミア好きだから興味津々だったけど、時代的には普段良く読んでいる時代よりは少し後の時代だった。『アルスラーン戦記』でお馴染みの地名や人名にもワクワク(だから田中先生が帯を書いてるのか)。詳細不明の民族マッサゲタイの実在の女王とアケメネス朝のキュロス王の逸話を大きく想像の翼を広げてロマンスにし、2人の人生の物語に仕上げたのは素晴らしい。現存するクルシュ(キュロス)の墓を見ても「諸王の王」の偉大さに圧倒されるが、この王を負かした女王は謎に包まれたまま。どんな女性だったのか?もっと知りたい。2021/07/19

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