シャガクに訊け!

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  • サイズ 46判/ページ数 281p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334913137
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

社会学部一人気のない“上庭ゼミ”に入った松岡えみるは、上庭先生の学生相談室の補佐をすることに。サークル内の友人関係に悩んでいるえみるは、学生たちの人間関係の悩みに親身に耳を傾ける。上庭先生は評判とは違い社会学の知識をもって思いもよらぬ解釈をみせ、えみるはすっかり社会学の虜になるが―?!コミュ障で根暗な社会心理学講師と、おひとよしで責任感の強い女子大生コンビによる、人生相談室、開幕!

著者等紹介

大石大[オオイシダイ]
1984年秋田県生まれ。法政大学社会学部卒業。現在は公務員。『シャガクに訊け!』で第22回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

とろとろ

74
「シャガク」というのは社会学のことか。この著者も社会学部を出ているのだから当然ながら詳しいってことね。女学生が進級を条件に胡散臭い社会学の教授のゼミ生になる。そのゼミというのが学生の悩み相談に答える教授の助手となることだった。毎週個別に相談にやって来る生徒の話が幾つか重なって、それが最後の事件ですべて役に立ってくるという筋立てなんだが、どうにも登場人物の性格とか生活感がまるで無い。そもそも主人公であるこの女子学生が女子なのが男子なのかさえ最初は判別がつかないほどに人間描写が拙い。請うご期待って事かな。2020/12/24

ヒデミン@もも

57
大石大さん、初読み。社会学、やっぱり面白そう。難しそうなテーマが分かりやすく物語として解説されてるところは◎。が、登場人物のキャラが好みじゃない。特に女友達が友達の陰口や悪口を言い合うところ。大学ってこんなにグループ化してたっけ?  あとがきにある作者の自己破滅的予言。これ、私も同じだと妙に納得した。2022/01/18

さぜん

52
ボイルドエッグズ新人賞受賞。デビュー作品ゆえ粗さはあるけどシャガク出身としては面白く読めた。コミ障気味の上庭先生と進級を条件にゼミに入ることになったえみる。社会学の理論を基に学生達の相談を受ける2人。自分が何故社会学に興味を持ったのか。戦争や虐殺といった人間が起こす過ち。社会状況や人々の心の動きを学ぶことで再発を防ぎ同じ過ちを繰り返さない。そう、これが原点だった。そんなことを思い出しながらどんな題材からも物語は生み出されるのだなあと感心しつつ読了。2019/12/16

ぶんこ

48
面白かったです。社会学と学が付くと途端に難しく感じ、現に各章の初に見出しのような理論の説明があるのですが、読んでチンプンカンプン。ところが小説部分を読んでいると実に分かり易い。特に「アイヒマン実験」は衝撃的でした。アイヒマンが普通の人だったというだけで衝撃ですが、誰もがアイヒマンになりうる?最近、自国が疲弊してきて、国民の不満が増すと、政府がその批判を外に向けさせようと他国へ転換させようとするという話を聞きます。怖いです。目を背けるのではなく立ち向かおう・・いや、わたしには出来ないな。見ぬふりしそう。2022/01/17

さっちゃん

47
「小説」として面白いかと言われれば、個人的には絶賛できるほど面白いとは思わないけれど、社会学という学問の一端を紹介するために、身近な実例を小説にすることで各理論を平易に紹介していて、とても興味深く読めた。 今回は門外漢の私でも聞きかじったものが多かったので、続編が出ればぜひ読みたいと思う。 社会学は扱うフィールドが幅広いけれど、今回は心理学の分野と重なるものもあり、文系の高校生などにもオススメ。2019/12/09

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