内容説明
保育士の佐藤理々は、二十二歳のときにできた初めての子を死産した。名前を彩葉と決め、夫と誕生を心待ちにしていた女の子。あのとき転んだせいではないか。自分を責めずにいられなかった。七年後、理々は「死んだ人に会える」食堂へと向かっていた。一度も胸に抱くことができなかった我が子に会うために―。温かい感動が胸に迫る、好評シリーズ待望の第六弾。
著者等紹介
高橋由太[タカハシユタ]
1972年千葉県生まれ。2010年、第8回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉として『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』(宝島社文庫)でデビュー。多くの時代小説の人気シリーズ作品を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
42
ずいぶん久しぶりのシリーズでしたが、亡くなった人に会える「ちびねこ亭」には4人の人が訪れました。おばあちゃんと猫の玉に会いに孫の勇気が、待望の初産が死産だったりりが、産まれるはずだった彩葉に、天才ピアニストと言われた一花が、コンクールに出場も出来なくなった時、ピアノが好きだった祖父に、芸能事務所会長の出水が、結婚できずに行方不明になった花村麻衣子とその娘に。全てが亡き人々なので、どうしても涙無くして読めませんでした。今は・・仄々とした物語で癒されたい心境なので、辛かったです。2024/07/29
荒川叶
40
もう一度会いたい人がいる。亡くなってから気付く大切な思い。なぜ生きている時に気付く事が出来ないんだろう。伝えるべき事は今この瞬間に伝えるべきなのに。いつ大切な人を失うかわからないんだから、伝えれる時には伝えないと後悔する。どんな事でも伝えない後悔より伝えた後悔の方がいいかな。2025/08/27
ぽろん
37
このシリーズ、分かっちゃいるけど、毎回泣かされる。どの話も、大切な人に逢えて本当に良かった〜。2023/02/12
よっしー
28
話の展開としては毎度同じなのですが…そうと分かっていながらも毎度涙を流してしまうこの不思議。不思議な魅力のあるシリーズです。大切な人と会えて、言葉を交わせるというのは素敵ですが、「今」という時間を大切にして、お互いに生きているうちに後悔しないように言葉を交わさないといけないんだろうなと考えていました。にしても、二人の距離は縮まってるのでしょうか…。2023/07/04
ゴルフ72
24
後悔先に立たず・・・あの時もっと勇気を持っていたら・・・行動をしていたら・・・今回は勇気くんとおばあちゃん、理々さんは彩葉ちゃん、一花はピアノと祖母とおじいちゃん、出水さんは麻衣子さん、それぞれに後悔がある。そんな話に心が温かくなる。2026/01/23




