光文社知恵の森文庫
縁は異なもの

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  • サイズ 文庫判/ページ数 233p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334784836
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0170

内容説明

著者が共に天才と崇める鎌倉時代の名僧・明恵上人。本書はその明恵上人が結ぶ縁で出会った二人のエッセイを含む対談集。心理学者ならではの河合の導きで、明恵上人、西行、能、両性具有等、白洲正子の著書から選ばれた多彩なテーマを題材に、人間の生きかた、古典、美への深い思いが惜しみなく語られる。互いの信頼感や親交の深さも伝わる貴重な一冊。

目次

1(対談・白洲正子×河合隼雄・揺れる世紀末日本―まず自分再生から;対談・白洲正子×河合隼雄・能の物語・弱法師―翁からの変奏曲 ほか)
2(KDD訪問―ウソツキクラブ短信9;名前 ほか)
3(対談・白洲正子×河合隼雄・明恵の夢ひらく;対談・白洲正子×河合隼雄・命がけと忘我 ほか)
4(白洲正子さんの思い出;陽遁 ほか)

著者等紹介

白洲正子[シラスマサコ]
1910年東京生まれ。学習院女子部修了後、14歳でアメリカに留学。帰国の翌年、白洲次郎氏と結婚。4歳から始めた能とともに、日本の歴史風土、美術、工芸に関心をもち、造詣を深める。さらに戦後、青山二郎、小林秀雄らと出会い、文学修業に励む。著書『能面』『かくれ里』(ともに読売文学賞受賞)他多数。’98年逝去

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年兵庫県生まれ。臨床心理学者。心理療法家。京都大学大学院、米・カリフォルニア大学で臨床心理学を学び、’62年スイスのユング研究所に留学。日本人として初めてユング派分析家の資格を得る。’75年京都大学教授、’95年国際日本文化研究センター所長。同年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Tomoichi

14
白洲正子と河合隼雄の対談とお互いに関するエッセイを載せた一冊。河合隼雄に関してはあまり興味がなかったのですが今度試してみようかな。「明恵上人」気になる!2016/12/12

roughfractus02

9
明恵を縁に臨床家は作家と出会い、その夢日記に心理分析を試みて言語以前の深層に向かう、作家は小林秀雄と青山二郎に出会い、骨董に対する青山の目利きの鋭さに驚く。言葉が作る意識に不信を持つ小林を言葉の外に誘うのは、青山の徹底して何も生まない生である。何も生まずに一つの事を徹底すると言葉の外に出るのだろうか。臨床家と作家が交わす言葉は、和歌を徹底した西行と仏法を徹底した明恵が出会っていたように思わせる。人が偶然の出会いから何かの縁を想像するのは、言語的な表層意識にとって縁が深層を仄めかす「異なもの」だからだろう。2023/02/02

安国寺@灯れ松明の火

7
白洲正子さんと河合隼雄さんの対談集です。対談が1冊にまとまるという点でお二人がよほど意気投合していたことが想像されますし、まったく違う世界の人間同士で深まった親交がこうした形になるというのも素晴らしいことだと思います。対談のテーマはさまざまですが、語られている言葉のひとつひとつが端的で軽快に見えながら、相当に重みがあります。現在はお二人とも故人になってしまって残念でなりません。2010/02/28

kaz

6
白洲正子さんと河合隼雄さんの対談集。能の話やかくれ里の話、青山二郎や小林秀雄のこと、西行と明恵の話、などとても面白かった。南方熊楠のこともちらっと出てきた。白洲正子さんは武士のような人だったらしい。とても常人では緊張してまともに話せないだろう。それでも河合隼雄さんは楽しげに対談を進めていて改めてすごい人だったんだなあとわかる。青山二郎のことが気になったのでまた機会があれば読みたい。2019/11/29

うりぼう

3
白州正子・縁は異なもの・河合隼雄 と表紙の三者は並列なのです。2007/07/23

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