光文社文庫<br> 無罪

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光文社文庫
無罪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 355p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334776343
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



深谷忠記[フカヤ タダキ]
著・文・その他

内容説明

愛する息子と妻をシンナー中毒の通り魔に殺された新聞記者の小坂宏樹、我が子を殺めながら無罪判決を受けた平沼香織。“心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する”という刑法三十九条によって、人生を翻弄された二人が、時を経て交錯する。そして、新たな事件が!苦悩と葛藤が導く意外な結末とは!?心理ミステリーの傑作!

著者等紹介

深谷忠記[フカヤタダキ]
1982年『ハーメルンの笛を聴け』で江戸川乱歩賞候補。’85年『殺人ウイルスを追え』でサントリーミステリー大賞佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

175
【再読】どこかで読んだような気がしながら結局最後まで読んだ。(読書あるある)再読して、今回は香織より、夫・平沼に違和感が・・人間はそんなに立派じゃないよね。子どもを道連れはいただけないなぁ。そして小坂もギリギリだったけれど、踏みとどまれて安堵した。そこからは何も生まれないのだから・・2018/06/02

machi☺︎︎゛

93
刑法39条によって護られた加害者、地獄に堕とされた被害者とその遺族。心身喪失状態で我が子を殺めた香織は無罪となり新しい人生を歩んでいた。香織の辛い気持ちも分かるけど個人的には、法では無罪となっても人としてちょっと許せなかった。それとは全く別の事件で我が子を心身喪失状態の男に奪われた小坂サイドの話もとても辛くやり切れなかった。2023/04/22

itoko♪

72
息子と妻をシンナー中毒者の通り魔に殺された新聞記者と、精神的な病から我が子を殺めてしまった女。2人と、2人の周囲の人間それぞれの感情が交錯するストーリー。刑法第三十九条を改めて考えさせられる。「刑罰は、どういう人間が罪を犯したかではなく、どういう罪を犯したかで決めるべきだ。」作中の新聞記者の言葉は、事件により家族を失ったとしたら私も同じ考えになるだろう、と思った。子を持つ母親の立場からは、我が子を殺めてしまった女の心情には同情すら覚えない。夫や義両親と同じことを考えてしまった私は冷たいのだろうか。2018/05/09

mirei

24
おぞましい事件が起こり犯人が逮捕されるとたいがい精神鑑定が行われ、心神耗弱や心身喪失などの判定をされ、判決が軽減されることがあるのは、この現実社会でも。 確かに香織のように心が病んだ結果の行為とシンナーや薬物によって精神がおかしくなり起こした行為は違うのかもしれないが、被害者や、被害者家族にとってはどちらでも憎むべき犯人。どうにも納得いかないであろう。小坂のように自分の手で復讐を、と考える気持ちもわかる。登場人物たちの葛藤、迷いはまだまだこれからも続くんだろうな。2019/01/06

りょう(アイコン変更5)

23
たぶん初読み作家さん。。。シンナー中毒の通り魔に息子、妻を殺されたが新聞記者の小坂。我が子を殺してしまったが無罪判決を受けた香織。通り魔も香織も刑法三十九条による判決だった。小坂と香織が時を経て交錯する。。。家族を殺された者と、別の事件だが殺してしまった者。逆な立場な2人をそれぞれの視点で書かれてる。苦しくしんどい話だった。難しいテーマだけど刑法三十九条が1番罪深いと思う。2人ともヒヤヒヤしたがとりあえずは最後はホッとした。名前の誤字があり、ちょっと気になったが色々と考えさせる内容でした。2018/05/30

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