光文社文庫<br> 恋情の果て

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光文社文庫
恋情の果て

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  • サイズ 文庫判/ページ数 473p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334773892
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



北原亞以子[キタハラ アイコ]

内容説明

江戸に駆け落ちしてきた男と女。掏摸にあい、公事師に騙されたあげく、妓楼の女主人に買われた三次。「おらも、あとから逃げる」という言葉を信じて彼を待ち続けたおとせ。十年後、三次と再会したものの、料理屋の主人となったおとせの心はなぜか揺れる…。(「恋情の果て」より)身悶えするほどの恋着、嫉妬、見栄、欲望―熱く静かに心震わせる女たちを描く時代小説短編集。

著者等紹介

北原亞以子[キタハラアイコ]
1938年東京生まれ。石油会社、写真スタジオ勤務後、コピーライターとして広告制作会社に入社。1969年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞、「粉雪舞う」で小説現代新人賞佳作に入選。その後も『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花文学賞、『恋忘れ草』で直木賞、『江戸風狂伝』で女流文学賞、『夜の明けるまで』で吉川英治文学賞を受賞。2013年3月12日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

81
5年前に単行本で読んで、今度は文庫版で読み返してみました。12編どれも余韻が残る、味わい深い短篇集。願わくば長編でじっくり読んでみたい話もあります。やるせない恋路でも、哀感が詰まった表題作の【恋情の果て】が、私は一番好きです。江戸でひと旗揚げて見返してやる…と意気に燃えて江戸にたどり着いた若い二人。その二人には、想像を超える辛苦の数々が待ち受けています…。明日に向けて、必死に生きようとする女たちの物語、これメチャメチャ好きです。三度目は、寝床において寝付けない夜に、一話ずつ読んでいこうと思っています。2021/08/13

優希

35
面白かったです。情熱的なのに静かに女性たちの心情を描いているのに引き込まれました。哀愁の感情が鮮やかで女性ならではの心の移ろいに切なくなります。2024/12/18

ぶんぶん

23
【古本屋】北原亜以子の単行本未収録作品を収録した本。 流石に女の哀感を描いて圧巻の鋭さの作品群と思う。 女ならではの心の移りを淡々と描く、その筆致は思わず切なくなってしまう。 亡くなってから編まれた短編集だが「澪通り木戸番小屋」に描かれた人心が、ここにも表れている。 しっとりと女の想いを書ける作家が少なくなって来たと思います。 決して派手では無いが、しっとりと情念を感じる作品と思う。 もう、亡くなって10年にもなるのですね、改めて、ご冥福を! 2023/11/28

Kira

12
五年ぶりの再読。初読みのときとはまた違った興味深さを感じた。揺れ動く女の情感が各話で丁寧に描かれ、心にしみてくる。武家の女が敵討ちを図る「三年目の菊」がとてもよかった。今回特に気に入ったのは「師走の風」で、収録されている『昨日の恋』を読みたくなった。2022/08/27

さいちゃんの母

10
何故だか、サクサクとは読めませんでした。内容がハッピーエンドじゃないからかも。北原亞以子の新作が読めなくなると思うと残念。江戸の女の強さが滲み出てます。2017/04/17

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