内容説明
盗人と武士。身分は違うものの、竜吉と及川左京は、酒を酌み交わし意気投合した。二人は再会を約束したが果たされなかった。左京が突然病死したのだ。その後、左京の朋輩二人が深編笠の侍に立て続けに斬られた。左京は病死ではなく、朋輩四人が殺めたのだと竜吉は確信する。竜吉と同心・尾上源蔵は、それぞれの思いを胸に、深編笠の侍の正体を追い、真相を暴く!文庫書下ろし、長編時代小説。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京生まれ。’83年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。’88年『絆』で日本推理作家協会賞、’90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
82
人情同心 神鳴り源蔵シリーズの3作目。2013.09発行。字の大きさは…小。捕り物帖と言うよりはサスペンス。盗人の竜吉は、書院番士・及川左京が急な病で亡くなったことが不思議でならなかった。そんな時に竜吉は、定町廻り同心・尾上源蔵の手下・六助から、書院番士・武田洋一郎が「遺恨、思い知れ」と言って切り殺された件を調べてくれと言われる。次に、同じく書院番士・石巻蔵人が同じ切り口で殺される。竜吉は、左京は病死で無く殺されたのだ、そして武田、石巻は、左京の父に仇討ちされていると思っていたが…。結末はいがいな展開に。2020/02/01
とし
32
人情同心神鳴り源蔵シリーズ3巻、2巻を読まずに先に3巻読了。鋭い勘、頭脳、素早い動き、相手が旗本であろうが行動し悪人からも恐れられているが、人情はかける、同心神鳴り源蔵に魅力を感じ畏敬の念を抱く岡っ引きの文太、手下の七助、手下になりたい六助、源蔵に魅力を感じるが仇と思う盗賊竜吉。しかし今回も文太、七助、六助に竜吉を加え事件を解決をする。難事件を解決しながら将来竜吉や六助を全うな人間にする物語かな次巻も楽しみ。 2013/11/18
あかんべ
6
竜二はなぜ引っ越さないのか?源蔵に関わりたくないなら、見回り範囲から逃げればいいのに、このままでは盗人として生きていけないのに。2015/05/01
FK
0
シリーズ第三作。今作もトリックを見破る楽しみが読者に与えられている。それと小説の展開の仕方として、同心たちが中心となっているのではなく、ここでも盗人の竜吉が話を進める役を担っている。これも面白い。 2014/10/08
犀門
0
#021★★★★☆源蔵と竜吉の距離感は変わらず。若い書院番仲間のゴタゴタから巻き起こる連続殺人事件の裏に思わぬ兄弟の軋轢。けど、無理矢理感が否めないな。2014/02/25




