内容説明
黄巾の乱から始まった魏・蜀・呉の覇権争い。曹操、袁紹、劉備、孫権、呂布、関羽、周瑜、そして諸葛孔明らの生と死のドラマは、千八百年の時を超えて今なお人々を魅了し続ける。三国志の世界を長年見続けてきた著者が、史実に対する精緻な考察と豊富な資料を基に、赤壁の大戦をはじめ歴史の分岐点となった幾多の戦闘を舞台に、男たちの運命を賭した夢と志を描く。
著者等紹介
三好徹[ミヨシトオル]
1931年東京生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。読売新聞社に入社。記者生活のかたわら、執筆活動を開始。’67年に『風塵地帯』で第20回日本推理作家協会賞を受賞、’68年には『聖少女』で第58回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アイゼナハ@灯れ松明の火
37
『興亡三国志』の作者による,著名な英雄や戦闘ににスポットを当てた解説本(?)。短編集ではなかったのか…と思ってしまったのはナイショです。正史を典拠とした解説なので,若干の出尽くし感は否めないかなぁと思っておりましたが,ラスト前の『巨星墜ちて』の馬謖処断の真の理由の考察はなかなか。こういう想像の翼の伸ばし方は大好物です。『三国志・最後の戦闘』で滅びゆく呉の内情を描いてくれたのも嬉しかった!!2013/02/20
maito/まいと
12
雑誌連載の短編をまとめた一冊。小説と言うよりエッセイなのだが、近年三国志本を多数手がけている三好さんなだけに、独自目線が随所随所に入ってくるのが小気味よい。三国志は子供の頃から読んできたけど、もはや原典をなぞるだけの三国志では、変なフィルターでしか英傑を見ることが出来ず、正しく理解できないような気がする。やはり何千年前であろうと同じ人間、ある程度のリアリティがあって、初めて入り込める。曹操が悪役ポジションながら評価が高いのも、業績をフィルターなしに観た結果なのだろうなあ。2017/04/05
youmaysay
1
正史ベースで引用しながら進んでいくので、三国志演義の脚色の上手さや演義では地味な人物(例えば曹操の軍師のカクカやカクなど)のエピソードが豊富でおもしろい。個人的には正史ベースの蒼天航路が好きなので、蒼天航路の元ネタが色々知れたのも良かった。2013/05/25




