内容説明
週末の帰宅電車の網棚で、鞄を取り違えられた中年サラリーマン。手元に残された鞄から現金三千万円が出てきた。翌日、ニュースで本来の所有者が殺されたことを知り、金の着服を企む。人生の一発逆転を狙った行動の結末とは―(「殺意を運ぶ鞄」)。多くの人間が行き来し、悪意が醸成されてゆく大都会。その日常にこそ最も危険な陥穽が待ち受けていることを描く傑作集。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。ホテルマンを経て、作家となる。’69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞。’73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。2003年には日本ミステリー文学大賞、2011年には吉川英治文学賞を受賞した。ミステリーを中心に、歴史小説、ノンフィクションなど多岐にわたる分野で活躍。近年は創始した写真俳句も話題を呼んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つばくろーボス
2
間違って大金が手に入ったらって、皆1回は考えるかもしれんけど、実際そのときどんな行動取るかは、そのときになってみんとわからんやろな。間違って大金手に入らんかな。2024/02/12
クジラ
1
ミステリー短編集といったところか。ここ数日で久しぶりに森村さんの著書を3冊読み,ある程度この著者の流れや傾向が理解できるようになった気がしている。短編集とあって,もちろん読みやすいが,最後のごみ屋敷の話に代表されるように,若干癖が強めのストーリーもあった。全体として,読み物としては楽しむことができた。2022/06/29
あきさん
1
森村作品の短編集は初めて。「武士の情」が印象に残った。自分の娘に置き換えて考えると、主人公がショック死するほどの衝撃だったことは、なんとなく想像できる。2017/12/03
cozy
1
一篇ずつは面白かったんだけど、作品それぞれが似通っているなー同じ本に入ってほしくないなーという感じがした。『傑作推理小説』ってなっているし、他の短編にはいってたのかな。2015/07/17
Teruyo Yamaguchi
0
身近に起こる事件の短編集。ここの所、東野さんを沢山呼んでいたので、最初違和感があった。でも身近に潜んでいるかもしれない恐怖にぞくっとした。2013/10/11
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- 和書
- 部長と池袋 光文社文庫




