内容説明
大がかりな陰謀が進行しているとの内部告発を受け、パリ警察予審判事シャルル・ベルトランはタントワーヌ刑務所を訪れた。そこは脱出不可能の監獄島で、天才犯罪者ボールドウィンも収監されていた。調査を始めたベルトランの前に突如、驚愕の事件が巻き起こる。密室での撲殺、塔から吊り下げられた火だるまの死体。だが、これもまだ連続殺人の幕開きに過ぎなかった。
著者等紹介
加賀美雅之[カガミマサユキ]
1959年千葉県生まれ。鮎川哲也編『本格推理14』、二階堂黎人編「新・本格推理」シリーズに短編作品を発表。2002年『双月城の惨劇』が「Kappa‐One登龍門」第一弾に抜擢され長編デビュー。以降、重厚な本格ミステリを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちーたん
89
読メ登録数少ないけど、某サイトでAランクのクローズドサークル本格ミステリー!時は1927年。フランスの絶海の孤島に建つ刑務所内で「大掛かりな陰謀が進行している」との内部告発を受け、視察に向かう主人公一行。国際的犯罪者の不吉な言葉を皮切りに、凄惨な殺人が次々と巻き起こる!まだまだ惨劇は終わらぬよう…◆上下巻の圧倒的なボリュームに恐る恐る読み出すもすぐ物語の世界に引き込まれた!テンポは冗長気味。でもなぜか飽きない!いや面白い!!雰囲気が抜群なのである!それは次から次にど派手な事件が起こるからかも!下巻へGO!2020/09/10
セウテス
59
シャルル・ベルトランシリーズ第2弾。上下巻で1000ページを越す、古典タイプの本格ミステリで、カー氏のバンコランのオマージュ作品。国際的犯罪者のボールドウィンが、監収されている孤島の監獄島が舞台で、予定通りクローズドサークルとなる。ボールドウィンが監獄より姿を消し、彼が何処に隠れているのか、我々の中に彼の協力者は潜んでいるのか、連続殺人と共に緊張感が溢れる。密室や不可能犯罪と、かなり重厚な推理を楽しめる上に、スピーディーな展開のお蔭で本当に読みやすい。ミステリの原点的設定に、ワクワク感は最高潮に達する、2017/12/30
ホームズ
18
事件がテンポよく起きてくれるので読みやすくって良かった(笑)登場人物が多すぎるので少し混乱してしまう感じもありましたがなんとなく慣れてきた(笑)バンコラン・シリーズの雰囲気と何となく似ていてやはり好きですね(笑)ちょっとパットが盲目すぎるしメアリーとの会話がかなりわざとらしい感じがしてしまってちょっとイラっとしてしまう部分はあったかな~。2013/05/18
ごま
14
加賀美さん初読み。ざくざくと人は死ぬし、なんだかおどろおどろしい雰囲気だし、いかにも本格推理小説!という感じで面白いのですが、登場人物が多くて(外国人名で)覚えきれないのと、長くて長くて一向に終わる兆しがない!! まだまだ殺人は終わりそうにありませんが、やっとのことで後編に続く・・・。ところで、それが口癖なのかもしれませんがベルトランさんの「いつ君がそれに気づくのかとずっと待っていたんだよ、パット」というセリフには、ちょっとイラっとします。怒った様子も見せない主人公って人間ができてる・・・2013/04/22
ゆぴ
2
ちょっとくどい感じもあるけれど面白くなってきたなぁ。そして読んでも読んでも終わらない。2012/05/19




