内容説明
下総にある小藩の元藩士で、大道芸で生計をたてる朝比奈結之助。彼の周囲で惨殺される者が続出する。その事件の陰に浮かび上がってきた一人の剣豪の姿。「潮まねき」と恐れられるその剣士の真の目的は何か。そして、その正体とは―。人を一寸の躊躇いもなく殺める外道に、史上最強を誇る無住心剣術、結之助の剣が憤る。人気シリーズ「ひなげし雨竜剣」第三弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。花鳥風月を醸しだす筆致の時代小説を描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kira
9
図書館本。シリーズ第三弾。隻腕の剣客朝比奈結之助が大道芸芥子之助を披露していると、風間友之進と名乗る浪人が声をかけてくる。いつか道場を開きたいという夢を語る風間は、悪党に雇われて人斬りを繰り返していた。風間を成敗する結之助は虚しさにとらわれる。巻を重ねるにつれ、結之助がますます内省的になっていく。妻と死別し、生き別れた娘とは親子の名乗りもあげられない。生きる意味を何度も問い返しながら、移ろう季節の自然のありさまに慰められて、わずかながら希望を見出しているようでもある。 2018/10/03
ひかつば@呑ん読会堪能中
3
隻腕の使い手、ひなげし雨竜剣の3。許し難い悪を断つという御隠居の命に従い訳ありの相手と闘うのだが『この世は理不尽なことだらけじゃ』という隠居のセリフどおりの話。ひなげしの旦那が相手を斬るたびに流す涙は枯れることが無いと思う。2013/05/08
とく だま
2
二巻を飛ばして三巻目を読むも違和感なし。妻を殺され仇を討ち出帆した不器用な浪人。ひなげしに指を折られた女巾着切り。男に騙され心中をするオカメ。三話それなりな人情噺だがハッピーエンドではないな (?_?) 正月ボケかな内容が頭に残りにくいなぁ~2018/01/04
Masayoshi Arakawa
2
20151014310 芥子之助とは、徳利と小豆と草刈り鎌を宙にほうり、くるくるまわる鎌の刃で徳利を避け、小豆だけを切る技。これを左手だけでやってっしまう結之助、当然剣も強い。2015/10/13
雅
1
切ない2017/11/20




