内容説明
浅見光彦が見合いをする、美貌のヴァイオリニスト・本沢千恵子。だが、彼女の父・誠一が突然、失踪する。父の留守番電話に残された謎の言葉に不審を抱いた千恵子は、ある人物が高千穂大橋から転落死した事実を知り、高千穂へ。浅見も彼女を追う。そこでは相次ぐ変死事件が発生していた…。神話と伝説の国では何が?巨大な謎に、浅見光彦はいかにして挑むのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
がたやぴん
63
光彦作品の中では初期のもので伝説シリーズとも呼ばれているものの一つ。タイトルどおり天孫降臨の地とされる高千穂が舞台だが、「臼杵高千穂説」と「霧島高千穂説」を持ち出し高千穂論争から事件へと繋がっていく。旅情ミステリーとしては訪れたくさせる描写をしているのかもしれないが、個人的には既に自分が訪れたことのある場所の登場こそが楽しみとなっている。霧島高千穂にしか行っていないが、なんとも言えない清々しさが記憶に刻まれている。本作はそんな清々しさからはどんどん離れていくのだが。。。(ヒロインは三大嫁候補に挙げたい。)2016/04/29
チョコ
60
30年前に一度読んでいるけど立場が違うと感想も違う。でも、面白かった!というさすが内田康夫!っという感じ!浅見光彦みたいな皆が大好きキャラ良いよね。安心と思いながら30年の時を感じつつ読了。先月高千穂に行ってきたので、本当は行く前に読もうと思っていたのだけど、行ってから読むことになって、それはそれでよかった!行った場所思い出しながら読めるのはまた良かった。個人情報の件とか、30年で色々変わったと思いつつ、旅をした場所がさらに深まる感じが本当によいなぁ!!旅ガイドとしての一冊!2023/07/20
セウテス
58
浅見光彦シリーズ第9弾。伝説シリーズとしては、5作目になります。宮崎県の天孫降臨伝説の高千穂で、殺人事件が起きます。伝説の信憑性や新たな真相を探す中で、事件が起こるストーリーではありません。事件の動機と高千穂の伝説の関係が薄くて残念ですが、他のシリーズと比べて、圧倒的なスピード感とスリリングな展開で、少し厚めのページ数が気になりません。今回も刑事局長の兄の威光で、警察と供に捜査をする事となるのですが、手の内を刑事達に隠している光彦の印象が悪い。その為刑事達と、いつもの信頼感が構築出来ず、不満が残りました。2015/08/27
roomy
28
この作品も読んだことがあったのですが結末を覚えておらず再読。高千穂に行ってみたくなりました。2016/02/01
KJ
8
初内田康夫。様々な土地に根差した物語を、これだけ量産している事に改めて驚かされる。土地の基礎知識はしっかりと抑え、そこにミステリー要素が絡む事でより強く印象に残る。また主人公・浅見光彦の決してしつこくなく、どこか抜けているキャラクター。長く愛されているのも頷ける。そして本作の舞台となった宮崎県。陸の孤島と評される地理的な特性や、日本の起源とされる高千穂という場所だから語られる現代日本への警鐘も説得力を感じさせられた。旅の前では気分を高められ、旅の後では余韻に浸れる旅情推理小説。まさに旅の友としても最適だ。2014/11/08




