内容説明
会社を辞めて故郷の博多に戻り、何かに追い立てられるように暮らしてきた男、藤川啓吾。彼の前に、突然かつての同僚の妻・美奈が現れて言った。「藤川さんの子供を産みたいんです」。―啓吾は東京を離れる折にも美奈に思いを打ち明けられ、にべもなく断っていた。時を隔て再会し、やがて確かに心を通わせ共に過ごす二人。制約のない「大人の恋愛」を描く傑作。
著者等紹介
白石一文[シライシカズフミ]
1958年福岡県生まれ。2000年のデビュー作『一瞬の光』から注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
168
★★★☆☆17090 複雑な事情で会社を退職し、スコッチバーを開いたものの客は集まらず、退職金を食い潰しながら5年間どうにか店を続けてきたという男性が主人公。元同僚の奥さんから子供を授けて欲しいという突拍子もない話に彼は躊躇するものの、押掛け女房の様に勝手に料理や掃除をしてもらったり一緒に過ごすうちに少しづつ感情が変化して...っていう感じかな。(男って胃袋を掴まれると弱〜)この様なジャンルの定石みたいな流れなのかな?と最初は思ったのですが、ビジネス方面等の話もあり、多方面に膨らみある作品でした。2017/09/08
ミカママ
61
白石さんの書く作品の主人公たちは、どれも世代が近いのでとっても共感できる…でもさすがにこの作品は、女性が男性に都合良く書かれすぎだと思います。(苦笑)2013/12/27
りゅう☆
43
バツ1独身啓吾は元同僚の妻美奈と6年ぶりに再会。そして彼女は啓吾の子供を産みたいと言う。6年前に美奈から気持ちを打ち明けられていた啓吾。美奈の夫には愛人がいる。そんな状況で二人の気持ちが盛り上がらないわけがない。そして「もしも、私があなただったら」という思いが交差し、距離が縮まっていく二人。決して順風満帆ではなく、疑惑や誤解もあったがそれを乗り越えながら心を通わせていく。心も体もスッキリとした安堵感を得られる、こんな大人の恋愛小説もいい。ひどい腰痛に悩まされてた啓吾だったが、最後は快調になってよかったね。2015/05/05
ω
40
今回もお手上げ〜笑! 綺麗な女の人たちと、しょーもない男達😹ラストは「また!」と突っ込んでしまいましたω2024/03/20
速読おやじ
38
たまたまブックオフでタイトル買いした本。読んでみて舞台が博多で主人公が40代後半の男性と40代前半の女性。この設定で九州出身の同世代の私はハマります(笑) まあ不倫小説?なのか、なかなかにエロい描写もあります。これが博多というだけで良いのですよねー。よく知った場所も出てくるので懐かしい。この著者は他にも博多を舞台に小説を書いているという。早速ポチりました。さて、この小説、誰かに強く感情移入できるかというと、、、おそらく同世代の読者が「こんな事起こらないかなあ」と思わせるところがツボなのかも^ ^2021/09/23




