光文社文庫
いまこそ読みたい哲学の名著―自分を変える思索のたのしみ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334742409
  • NDC分類 104
  • Cコード C0195

内容説明

近年、洋書の新訳、改訳の気運は益々高まり、哲学書もその例に漏れない。若年時、読み損ねてしまった名著を、いまこそ精読したいと考えている諸賢も多いだろう。本書は、そんな読者にとって格好の入門書。プラトン、デカルト、パスカル、ルソー、ドフトエフスキー、アランから『論語』まで。ヘーゲル主著の画期的新訳で名高い哲学者による、古典と思索への道案内。

目次

1 人間(『幸福論』アラン―健全なる精神;『リア王』W・シェイクスピア―愚かさの魅力;『方法序説』デカルト―世間という大きな書物)
2 思索(『饗宴』プラトン―古代ギリシャのエロス;『論語』―序列意識の根深さ;『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ヴェーバー―歴史の奥を見る目)
3 社会(『社会契約論』ルソー―人間への限りない信頼;『自由論』J・S・ミル―自由な社会のむずかしさ;『死の家の記録』ドストエフスキー―小説家の獄中生活)
4 信仰(『告白』アウグスティヌス―聖なるドラマ;『パンセ』パスカル―隠れた神;『キリスト教の本質』フォイエルバッハ―無限なる人間存在)
5 美(『悪の華』ボードレール―美の王国;『色彩について』ウィトゲンシュタイン―色の現象学;『眼と精神』M・メルロ=ポンティ―世界の誕生)

著者等紹介

長谷川宏[ハセガワヒロシ]
1940年生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、同大学大学院博士課程修了。1974年『ヘーゲルの歴史意識』刊行。その後ヘーゲル主著作の翻訳活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

18
【概要】哲学者が名著を読み思索を広げる。【感想】哲学書から詩、小説まで15冊の入り口に誘う。柔らかい語り口とともに引用があり気になった本を実際に読むとよさそうだ。文面から各著者の表情や苦々しさを汲み取ろうとする試みや自選の引用文の内容を素直にはっきりとはわからないと書けてしまうのが読み込んでいるのだなと感じられた。2018/02/12

1.3manen

10
2004年初出。アランは、くよくよ考えず、体を動かせという(13頁)。確かに、そうした人格もある。文武両道ということか。個人の幸福を考察している。M.ヴェーバーのプロ倫は、神の自由と人間の隷従など、対比されながら、禁欲と悦楽の綱引きをも考えさせられる。J.S.ミルの自由論を受けて、真理といえども絶えず批判され、吟味され、新真理を再構築すること(127頁)。直接原著や邦訳にあたるまえの、予備的知識としての意義がある本。2013/06/05

トンボ玉

7
哲学書を読める人間ではないんですが、デカルトの章が凄く共感しました。 デカルトは、一人間としても戦争に従軍したり決闘したりと普通の知識人に対するイメージとは随分違います。何よりも共感したのは、「良識とはこの世で最も公平に配分されているものである」という世間の人々への信頼と確信ですね。そして良識を「真と偽を分つ能力である」としていて良識を高める道筋もまたしめしています。無知で生意気だった若い時に暖かくも厳しく世間が長い目で育ててくれたんだ50過ぎたあたりから思うようになりました。遅いんですけどね。(笑)

koz

6
アラン「幸福論」プラトン「饗宴」はその機智を魅力的に感じ読みたくなった。社会編のルソー、J・S・ミルも、自由民主主義に暮らす上で必読かと焦らされる。各書の魅力を伝える本書以上に果たして読めるか、よき指針となろう2013/09/21

Mm

2
作者の着眼点がすごく面白い。哲学って、自分が疑問に思ったことを同じように疑問に思った人がいることを教えてくれて、その人の考えを知ることができる。難しいけど、勉強したくなるのがわかる。2015/02/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/439945
  • ご注意事項

最近チェックした商品