内容説明
「北のほうがらよ、何かよくねえもんが通って行っただ」恐山のイタコ・杉山サキの予言どおり、孫の音楽教室教師・博之の死体が、東京の自宅で見つかった。続いて作曲家の高川が変死する。二人は、「北から来る男」を恐れていたという。真相究明を依頼された浅見光彦は、呼び寄せられるように「北」へ向かう。東北と東京を結ぶ連続殺人に、名探偵・浅見光彦が挑む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
54
浅見光彦シリーズ第21弾。「北の方から、よくないもんが通っていった」イタコの予言どおりに、殺人事件が起こります。被害者の一人が光彦に手紙を出していた事から、光彦は事件に携わるようになります。いつも通りの旅情ミステリーで、恐山から角館までの背景描写は、やはり旅に行きたくなる程です。今回の作品は、見事にストーリーに引き込む、出だしのイタコの言葉でさえも、後々効いてくるミスリードへの伏線なのです。終盤に解決したと思っても、さらなる展開が待っています。ラストは作者が涙を流しながら、書き終えたと言われています。2015/07/17
Taka
40
浅見光彦旅情シリーズ。恐山といえばイタコ。タイトルがタイトルだけにもちろんキーパーソンとして登場する。名探偵も大活躍。よくもまぁこんなに次々とストーリーが被らない、飽きさせない物語を生み出せるもんだなって思う。2019/10/11
クルミ
10
「北のほうがらよ、何かよくねえもんが通って行っただ」イタコ・杉山サキの予言。「北から来る男」を恐れていた2人が殺される。浅見光彦は真相究明を依頼された浅見光彦は「北」へ向かう。結末がなんとも悲しい話でした。2025/09/03
まり
10
図書館本。始まりのイタコのサキさんの言葉はゾクっとしたし事件の始まりって感じがしたけど…もうちょっとイタコが実際に絡んでくるのかと思ったけど根底にはあったけど人としての絡みはあまりなく、ちょっと残念。今回のヒロインもちょっと微妙だったなぁ〜。唐橋さんにいたっては怖すぎる。2022/06/27
十六夜(いざよい)
10
恐山のイタコは凄いと聞くが、事件の解決にまで一役かうのはどうかなと。犯人に同情すべき点が多かっただけに、後味の悪さが残ってしまいました。2018/12/04
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- 和書
- 声を聴かせて 光文社文庫




