生誕の災厄 (新装版)

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生誕の災厄 (新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314011815
  • NDC分類 139
  • Cコード C0098

出版社内容情報

生誕こそ、死にまさる真の災厄である。

ただひとつの、本物の不運は、この世に生まれ出ることだ。──「暗黒のエッセイスト」が放つ、独特のユーモアと強烈な皮肉に満ちたアフォリズムに、読者は一瞬にして呑みこまれる。
静かに読み継がれてきた、「異端の思想家」シオランの〈奇書〉を新装版で刊行。


若い世代の読者に向け、装丁・組版をリニューアル!!

★現在の版(1976年刊行)からの変更点
・全面新組
・旧字体や送りがななどを、読みやすく改める
・水戸部功さんによる装丁


あまりにも完全な地獄は、楽園と同じように不毛である。

あらゆる思想は、損なわれた感情から生まれる。

一冊の本は、延期された自殺だ。


【著者】E. M. シオラン(E. M. Cioran 1911~1995)
ルーマニア生まれの作家、思想家。1937年パリに移り住み、後年はフランス語で数多くの著作を残した。『歴史とユートピア』によりコンバ賞を受賞。著書に『絶望のきわみで』『思想の黄昏』『告白と呪詛』(以上、紀伊國屋書店)、『崩壊概論』『苦渋の三段論法』『実存の誘惑』『時間への失墜』(以上、国文社)ほか多数。

【訳者】出口裕弘(でぐち・ゆうこう 1928~2015)
フランス文学者、小説家、元一橋大学教授。『坂口安吾――百歳の異端児』により伊藤整文学賞、蓮如賞を受賞。著書に『ロートレアモンのパリ』『澁澤龍?の手紙』、訳書にユイスマンス『大伽藍』、バタイユ『内的体験』、シオラン『告白と呪詛』『歴史とユートピア』ほか多数。

内容説明

痛烈なユーモアと皮肉に満ちたアフォリズム。闇の底から生への呪詛を発しつづけた、異端の思想家シオランによる“奇書”を新装刊行。

著者等紹介

シオラン,E.M.[シオラン,E.M.] [Cioran,E.M.]
1911年、ルーマニア生まれ。ブカレスト大学文学部卒業。哲学教授資格を取得後、1937年パリに留学し、定住。『歴史とユートピア』により、コンパ賞を受賞。1995年逝去

出口裕弘[デグチユウコウ]
1928年、東京生まれ。フランス文学者・小説家。1951年東京大学文学部フランス文学科卒業。元一橋大学教授。『坂口安吾―百歳の異端児』(新潮社)により、伊藤整文学賞、蓮如賞を受賞。2015年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内島菫

19
午前三時の眠れぬ夜から始まる本書は、私たちが時間でもあることに気づいてしまった人の懊悩と快哉のひとり二重奏であるかのようだ。シオランのいう逆説や否定こそが本当に思えるのは、二項対立を形成するペアが根っこではつながっていたり、同じものの表裏であったり、縁として支え合ったりするからだろう。訳者が跋文で、シオランの言葉を論破するのは難しくないとしつつも、同時にシオランの言葉に返す言葉が見つからないと告白するのもまた、シオランがあらわにしてみせた私たちの倒錯性/二重性を示している。2021/12/16

Kano Ts

8
これがアフォリズムって文体か~。この目的には沿わないんじゃないかなぁ。というのが第一印象。中には思わず笑ってしまうような生きる力を与えてくれる文章もある。間違いなく思想としては一流だろう。ただアフォリズムという文体の性質の問題だと思うが、僕にとっては本全体としての方向性というか積み重ねが感じられなかった。簡単に言えば「名言集」みたいな感じで、気づきは与えてくれるが深みが足りない(読み取れない)という感じ。お守り代わりに本棚に入れておきたい本ではある。たまに取り出してぺらっと読めば生きる力を与えてくれる。2024/04/28

𝐂𝐄𝐋𝐄𝐒𝐓𝐈𝐍𝐄

5
突き抜けた絶望の言葉からは明るさを感じた。二階堂奥歯さんがたびたび引用しており、シオランの著作の中で最も内容が鋭いと評していたため、手に取った。アフォリズムが連なる形式は、読みやすかった。2023/12/22

天使

5
読んだら平和が訪れた。2021/09/03

中山中

4
大谷崇氏のシオラン解説本を先に読んで良かった。でなければ投げ出していたかもしれない。私が不勉強だからだが、アフォリズムだけの本を読んだことがないので難解だった。特に困ったのは、文によっては矛盾していること。だがシオランは別の本で「アフォリズムは瞬間の真実」と言っている。また訳者によると、本書は何となく開いて気になった部分を読んでいいらしい。つまり、好きなところだけを読めばいい本のようだ。 ちなみに私が本書で好きな言葉は「自分は地球の表面を何十億と匍いまわっている生きものの一匹だ。それ以上の何者でもない。」2022/09/11

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