“世界の果て”の物語―地上の楽園をめざした34の冒険譚

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  • サイズ A5判/ページ数 144p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784309207469
  • NDC分類 290.4
  • Cコード C0098

出版社内容情報

神話や伝説、妄想、わずかな情報を手がかりに、希望と欲を原動力に地の果てへと邁進した探検家、歴史家、旅行家たちの34の冒険譚。

ドミニク・ラニ[ドミニク ラニ]
著・文・その他

鳥取 絹子[トットリ キヌコ]
翻訳

内容説明

黄金の国ジパング、謎に満ちたムガル大帝国、どこにもない国トゥーレ…幻の土地わ求めて、人々は歩き続けた。神話や伝説、想像、わずかな情報を元に地の果てへと邁進した探検家、歴史家、旅行家たちの魔訶不思議な冒険譚。

目次

ヨーロッパ(カンディ―幸福の島;キティラ島―美と歓び ほか)
アジア(キャセイ―楽園の境界線;ジパング―東方の諸島 ほか)
アフリカ(バーバリー地方―アフリカの入口;ボジャドール岬―恐怖の岬 ほか)
アメリカ(アラウカニア―叙事詩の地;シボラ―7つの黄金都市の国 ほか)
南極地方(新キティラ島(タヒチ)―地上の楽園
テラ・アウストラリス―対蹠地のユートピア)
辺境の地(至福者の島―世界からも人間からも離れて;ヘスペリデスの園―不和の種のリンゴ ほか)

著者等紹介

ラニ,ドミニク[ラニ,ドミニク] [Lanni,Dominique]
1976年、パリ生まれ。民族学者、人類学者。パリ第4大学ソルボンヌでフランス語とフランス文学の博士号取得。現在はマルタ大学助教授で、専門は17、18世紀のフランス語圏文学や現代フランス語圏の劇作術など。2009年に出版社「エディション・パッサージュ」を創設、自ら運営にあたっている

鳥取絹子[トットリキヌコ]
翻訳家、ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ikedama99

8
職場の図書館の本。ようやく読み終えた。知っている土地もあったが、地名しか知らなかったのも多くあり、「ここの話か」という発見はあった。今のように世界の様子がグーグルアースなどで見える時代だと、このような「世界の果て」はどこになるのだろう。2020/06/17

kuukazoo

6
昔の人の頭の中にあった地図はどんなんだったんだろう。古代ギリシャから大航海時代に人々が目指した遥かな未知の地。みんないろいろ想像したのかどれにも素敵な名前がついている。しかし苦難に満ちた旅の果てに行き着いた場所は必ずしもユートピアではなかったしぢつは嘘でした、なんてことも。アジアよりアフリカや南米の方が悲惨度高めな感じ。マルコ・ポーロの影響力が意外に大きかったことに驚いた。2018/10/10

Hiroki Nishizumi

3
世界の果ては理想郷ばかりのような気がしてしまう2023/11/28

ガジュマル

3
未開拓の時代に未知なる大陸を想像や伝聞により書かれた地図。今でいう都市伝説とかに似ている。好奇心という果てしないロマン。秘宝とか未だにハンターいるもんな。2018/08/23

バーベナ

2
フランスで出版された地図シリーズ。先に出た『呪われた土地』とはイラストが違う。架空の土地も混じっているからか、ちょっと幻想的、解説文とあわせて想像の余地が入り込んで面白い。知らない土地は怖い、でも誰かが行ってくれたのなら話は聞きたい。2018/08/22

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