出版社内容情報
リゼロットのおばあちゃんの家から,古ぼけたノートが出てきました。マチスとの交友を記したひいひいおばあちゃんの日記でした。 小学生高学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
42
図書館本:印象派の画家。アンリ・マチスの業績を、子供目線で紐解いた作品。マチスについ言及した高祖父母の日記を、祖母の家で見つけた少女。その日記を読む少女を通して、画家アンリ・マチスの人柄と、時代背景、作品の特徴を紹介している。マチスの時代を追うにつれての作風の変化、さらには切り絵、彫刻、石版画など、絵画以外の表現方法の模索をしている姿が伺える。最終的に、形を単純化し、モデルのシンプルな「要素」を徹底的に洗い出す。そのような作風を極めようとした、画家の姿勢が垣間見えた一冊だった。2013/09/03
ごへいもち
23
「マティスとルオー展」に行ったので。絵だけパラパラと2017/03/04
村上譲二
2
可愛らしい主人公の女の子が、マチスらパリの芸術家たちの物語をおばあちゃんから聞かされる。昔の物語を通して、マチスたちの個性あふれる人となりが奔放に描いており、絵本の体裁をとっているものの、マチス愛好家なら一度は手にしたい一冊だ。またいつか図書館で借りるとしよう。2012/03/27