出版社内容情報
中尾 明／訳水力あっさく機の修理をした技師がその秘密をさぐろうとして……。他に，エメラルドのかんむりを収録。 小学生中学年から
内容説明
技師のハザリーは、ある男から、水力あっさく機の修理をたのまれましたが、それは、とてつもなく巨大な機械でした。秘密をさぐろうとして、ハザリーは、親指をきりとられるという、ひどいしうちをうけ、あやうく命をおとすところでした。捜査をはじめたホームズは、たちまち一味の正体を見破ります…。表題作のほかに、銀行家の家から消えた宝石の行方をおって、いがいな犯人をつきとめる「エメラルドのかんむり」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
永田 誠治
5
同時収録『エメラルドのかんむり』と共に初見（だと思う）。薄々気付いていたことだけど、ホームズ譚には何種類かのパターンがあって、前者は不自然に条件のいい仕事にありついた依頼人の話と、後者のように単純に何か無くなったので探して！という話。どちらも王道ながら、やはりキャラクターの魅力でぐいぐい引き込み、探偵事務所の醍醐味、ワクワク感を堪能させてくれる。そしてこのシリーズ挿絵がとても愛らしく、それでいてホームズとワトソンの魅力を十二分に表現しててとても好感が持てる。2020/05/04
エネ
1
【図書館】 ちょっとずつ正当派？推理小説にも慣れてきたのかさくさく読めるようにはなってきたみたい。おやゆびって！？とびっくりしたものの、ホームズさんは華麗に解決していきました。2020/02/26
ぽま
1
小学生時以来の再読。『技師の親指事件』と『エメラルドの宝冠』の二篇を収録した、児童書のホームズ潭。『親指』の事件の場面は、児童書でもぞわぞわする…。2012/02/15
ぴよぴよ
1
ホームズは推理だけでなく、行動力も素晴らしい。2011/09/17
仔熊のベンジャミン
0
平仮名文にも慣れてきた。 相変わらず挿絵がサイコーです。2017/11/18
