内容説明
ノーベル賞物理学者が大胆かつ軽やかに綴る素粒子物理学によるエキゾチックな世界像。
目次
第1部 質量の起源(「これ」に取り組む;ニュートンの第ゼロ法則;アインシュタインの第二法則;物質にとって重要なこと;内側にいたヒドラ;物質のなけのビット;具現化した対称性;グリッド(エーテルは不滅だ);物質を計算する;質量の起源;グリッドの音楽―二つの方程式のなかの音楽;深遠な単純さ);第2部 重力の弱さ(重力は弱いのだろうか?実際にはそうだ;重力は弱いのか?理論的にはノーだ;ほんとうにすべき質問;美しい答);第3部 美は真なるか?(統一―セイレーンの歌;統一―ガラスを通して、ぼんやりと;擁護可能性;統一SUSY;新しい黄金時代の予感)
出版社内容情報
物質は、物というより光のような存在なのか!? 2004年ノーベル賞受賞の天才物理学者が、いま注目の「質量の起源」も含め、物質世界の究極の仕組みとその「見えない真の姿」を明かす科学解説。
磁力や重力を思い出せばわかるとおり、物体のあいだに働く力はふつう、互いに離れるほど弱くなる。離れるほど引きあう力が強くなる、そんな作用を考えるなんて馬鹿げていると皆は言ったが、その「漸近的自由性」を実際に見つけた本書の著者は素粒子物理学を大きく前進させることとなった……素粒子物理学の最先端では、常識を超えた考え方が往々にして現実化する。その世界の第一人者であるウィルチェック博士が、物質の質量の起源などホットかつ根源的な話題をさまざまに盛り込んで語る本書を読むことは、理論物理学者の天才的な発想を垣間見つつ、宇宙のもっとも基礎的な階層の秘密に分け入ることにほかならない。彼が開いてみせるめくるめくヴィジョンは、「否定されたはずのエーテルに満たされ、物質と光の区別のない宇宙」だ。2004年度のノーベル物理学賞をはじめとしてさまざまな賞に輝く理論物理学者が、大胆かつユーモラスに先端科学を説く、ポピュラー・サイエンス・ファン待望の1冊。



